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田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

春の花:花韮

2020年03月17日 | 田舎暮らし(二地域居住)

そこかしこに「ハナニラ(花韮)」(Ipheion uniflorum)の花が咲いています。

別名:イフェイオン、スプリングスター、ベツレヘムの星、西洋甘菜

ユリ科ハナニラ属の多年草 花色:白、ピンク、紫、青など

球根植物で、「モントブレチア(別名:ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙))」ほどではありませんが、繁殖力が旺盛で放任で育ち、分球で株が増えていく、手間いらずな植物。土質を選ばず日当たりの良い場所から半日陰でまでスクスクと育ちます。

開花期は3~4月。花径3cmほどで星形の6弁花を花茎の頂上に1つ、稀に2つ付けます。

(※上2枚の写真はフルハウスのハナニラ、下の写真3枚は小石川植物園等で撮影したものです)

鱗茎から10~25cmのニラに似た葉を数枚出し、ニラやネギのような匂いがします。

写真:園芸品種の’ウィズレー・ブルー’ (‘Wisley Blue’)でしょうか?

地上部が見られるのは開花期を含め春だけ。

鑑賞用(園芸用)のハナニラとは別に食用(野菜)の「ハナニラ」があり、花芽がついた「ニラ」のことで、中国料理などに用いられます。

鑑賞用は、先端にひとつの花しかつきませんが、食用は先端についたねぎ坊主のような丸いつぼみから、たくさんの花が咲きます。

観賞用のハナニラには強くはありませんが毒が含まれています。

 

 

 


春の花:梅桃&庭桜

2020年03月16日 | 田舎暮らし(二地域居住)

我が家のほったらかし農園に「ユスラウメ(梅桃、桜桃、梅桜)」(開花中)の木が2本と、「ニワザクラ(庭桜)」(蕾)の木が1本、並んでいます。どちらもバラ科の落葉低木です。

撮影:'20.03.11 ユスラウメは、よく枝分かれし、樹高は3~4mになります。

我が家のユスラウメは主幹を切り、剪定で高さを抑えているので1.5mくらいです。

葉と同時かまたは早く、白色または淡紅色で直径1.5cm~2cmの花が枝に多数咲きます。花弁は5個で倒卵形で縁に細かい鋸歯があります。

撮影:’19.05.25 果実は直径約1cmのほぼ球形で6月頃赤く熟し、酸味が少なく、サクランボに似た味で美味しい。葉は楕円形で、葉脈に沿って凹凸があり、全体に細かい毛があります。

撮影:'20.03.11 ニワザクラはまだ蕾状態。高さ1.5mほどで、株立ち状になります。

撮影:'19.04.07色または淡紅色で八重咲きです。直径1.3cm~1.5cmの花が枝に多数咲きます。ニワザクラは実がつきませんが、母種の「ヒトエニワザクラ」には実が生るそうです。

よく似た「ニワウメ(庭梅)」(撮影:'05.04.10)同じバラ科の落葉低木です。高さ1~2mで株立ち状になります。ニワウメは葉面が無毛で、ユスラウメは若い枝や葉は柔毛で覆われているので区別できます。

花弁は5個、楕円形で先は丸く、一重の白色または淡紅色の花が多数咲きます。7月頃、果実は紫赤色に熟し、食べられます。子供の頃、実家の庭にこの木があり、食べたことを思い出します。


春の花:藪椿

2020年03月15日 | 田舎暮らし(二地域居住)

11日(水)は最高気温21℃、13日は19℃でした。

ところが、昨日は一転7℃、みぞれが降り寒い一日でした。

また、昨日は観測史上で最も早いさくら(染井吉野)の開花宣言が東京でありました。

BOSOの庭や竹藪では、数本の「ヤブツバキ(藪椿」が毎年大量の花を咲かせます。

ヤブツバキはツバキ科の常緑小高木で照葉樹林の代表的な樹木です。開花期は2月~4月。

1枚目とは別の木。ヤブツバキは一般的にはツバキ(椿)と呼ばれ、園芸品種の基本種です。

写真の木の高さは5〜6mあると思います。大きいものだと10~15mになるそうです。

椿は1花ごと落花するので「武士の首がぽとりと落ちるようで縁起が悪い」と言う話がありますが、これは俗説で明治時代につくられた話のようです。因みにサザンカは花びらが個々に散ります。

竹藪の中の白い椿。シロワビスケ(白侘助)?高さ7m位だと思いますが、花付きはよくありません。

こちらも同じ竹藪の中のピンク色の椿。こちらも花付きがよくありません。竹に負けているのかも?

以下の写真は色々な場所で撮影した椿です。

  

  

  

  

オトメツバキ(乙女椿)」撮影:08'.03.30(県立柏の葉公園)

開花期:3~4月。ピンク色の椿の代表品種。清楚で可憐で美しい花なので乙女が付いたようです。


地味花!鶯神楽

2020年03月14日 | 田舎暮らし(二地域居住)

今年も「ウグイスカグラ(鶯神楽)」の花が咲きました。

スイカズラ(吸葛)科の落葉低木で、樹高1.5m~3m位になります。

'200311 竹藪の中に1株あり、ひっそりと小さく地味な淡紅色の花を下向きに咲かせています。

'180324 開花期は4月~5月ですが、3月11日には咲いていたました。

葉は対生し、広楕円形~倒卵形、全縁で周辺部が赤みを帯びます。

本種は全体無毛ですが、よく似た「ヤマウグイスカグラ」は枝、葉、花に毛があります。

撮影:'18.03.24

葉柄の基部が耳状に広がり、向かいの葉柄の基部とつながることがあります。

'080406(植物園にて)

日当たりの良い場所のほうが花付き、実付きも良いです。

実は液果で、6月に赤く熟し、甘くて食べられるようですが、生っているのを見たことがありません。

来年の2月頃、日当たりのよいところに移植しようと思います。

<追録>

’210525 「ウグイスカグラ」の実

 

 


満開!ハクモクレン

2020年03月13日 | 田舎暮らし(二地域居住)

母屋西側の「ハクモクレン(白木蓮)」(Magnolia denudata)が満開でした。

別名:ハクレン(白蓮) モクレン科モクレン属の落葉高木 中国原産

毎年、蕾だったり、見頃を過ぎて花びらが茶色くなっていたりで、綺麗な花の状態を見ることが出来ませんでした。

今年(11日)は、気温が高かったため例年より1週間位早く見頃を迎えたようです。樹高は5m位でしょうか。

開花期は3月~4月で、蕾の時は銀色の毛で覆われています。

撮影:’18.04.15

こちらは、以前、別の場所で撮影した白木蓮の大木。

外側が濃い赤紫色で内側が白色に近いピンク色をしている「シモクレン(紫木蓮)

かなり濃い色のシモクレン(紫木蓮)

品種名は判りませんが、こんなものもあります。

モクレンとハクモクレンの雑種「サラサモクレン(更紗木蓮)」でしょうか?

ピンクのモクレン

黄色のモクレン