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田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

春の花:オオニソガラム

2020年04月14日 | 田舎暮らし(二地域居住)

オオニソガラム」(Ornithogalum)は、南アフリカ、ヨーロッパ、西部アジアに約80種類が分布しています。

和名:オオアマナ(大甘菜) キジカクシ科オオアマナ属の多年草(球根) 

3~5月に太い花茎の頂部に径3~4cmの星形の花をつけます。日当たりが良い場所を好みます。

和名は「アマナ(甘菜)」(ユリ科)に似ていて花が少し大きいことに由来。

日本在来種のアマナと異なり球根に毒があるので注意が必要。(撮影:小石川植物園)

①「オーニソガラム・ウンベラツム」(O. umbellatum)別名:ベツレヘムの星

今年はフルハウスの庭に一株しか見当たりません。雑草と一緒に刈ってしまったのかも。

「ウンべラツム」はヨーロッパ原産の多年草。花期は4~5月。

直径約3cmの純白の6弁花を茎の先端に多数咲かせ、花びらの外側に緑色の筋が入ります。

1本の茎から数輪の花が咲き、日が陰ると閉じる習性があります。

11月頃に線状の濃い緑色の葉を展開し、その状態のまま越冬。草丈は15~20cmで葉は花後には枯れます。

耐寒性のある球根植物で、分球により盛んに繁殖します。

南アフリカ原産で半耐寒性の②「オーニソガラム・シルソイデス」(O.  thyrsoides

草丈は20~50cm。

花期は4~5月で、花は径2cmの6弁花で花弁の基部は緑色。

花は下から上へ咲き、 白花を長い花穂に密につけます。

南アフリカ原産で半耐寒性の③「オーニソガラム・ダビウム(ドゥビウム)」(O. dubium)

は、オオアマナ属の花の多くが白花ですが、この花色は黄色、橙色、クリーム色です。

草丈は20~30㎝。5月に星形の6弁花が茎の先に固まって咲きます。

 

 

 

 


春ですね!

2020年04月12日 | 田舎暮らし(二地域居住)

今季、最初の筍の収穫。今年は表年なので大量に採れる予感がします。しかし、新型コロナの影響で「筍掘り隊」もなかなか出陣が厳しそうです。

放って置くとこれがみんな竹になり、始末に負えなくなります。中には畑や床下に出る筍もあります。

この鍋に糠を入れて2回煮ました。大量に持ち帰り、親戚などに配り、我が家では毎日、筍三昧です。採り切れなかった筍は翌日、鍬で伐採。

今回、日当たりの悪い自宅の庭に植えてあった「バイカウツギ(梅花空木)」と「カルミア」を無理やり引っこ抜き、BOSOの日当たりの良い庭に移植しました。花が咲かないのでダメ元です。

「バイカウツギ」根が太くて深いため中々抜けず、根をかなり切除。枯れるかも?。

花が咲くと本来はこんな感じに!

「カルミア」数輪咲いたことがありますが、近年は全く咲かず樹勢が衰えてきています。

花が咲くと本来はこんな感じに!

ご近所さんから2年前に頂いた小さなモミジ。半日陰に植えていたので日当たりの良い所に移植。樹高は10倍くらい高くなりました。

こちらの「朝倉サンショウ」は日当たりの良い所から、半日陰に移植。

普通の「サンショウ(棘有り)」は其処彼処に沢山生えています。こちらは数年前に購入しました。棘がなく、雌雄同株の種類なので、一本でも結実します。サンショウは移殖に弱いのですがなんとか根付いたようです。

草花が少ないので「宿根ガザニア」を3株購入し、植えてみました。以前、購入したガザニアは1年草で直ぐに枯れてしまいました。

竹藪に勝手に生えていた「イヌマキ」

4株、移植しました。何とか根付いたようです。

知人から頂いた黄色い花の咲く「ヒペリカム」も植付。こちらもOK。

花が咲き、実が生るとこんな感じります。


春の花:花蘇芳

2020年04月12日 | 田舎暮らし(二地域居住)

庭で今年も「ハナズオウ(花蘇芳)別名:スオウバナ」(マメ科)の花が咲きました。

花蘇芳の名は、花弁の色がスオウ(蘇芳)で染めた色に似ているため名付けられました。 

(撮影:'20.04.08)4月頃、葉に先立って紅色から赤紫の長さ1cmほどの蝶形花が集まって咲きます。

(撮影:'18.04.04)この年は「雪柳(左奥)」と同じ時期に咲きました。

中国原産の落葉低木で、高さ5m程になります。

花には花柄がなく、枝から直接に花がついています(撮影:'05.04.17:小石川植物園)

白花品種も。(撮影:’05.04.23)

葉は5~8cmの円形または広卵形で全縁です。(撮影:'07.06.09:県立柏の葉公園)

豆果は長さ5~7cmで平たく、秋から冬に黒褐色に熟します。(撮影:'08.06.15)

北米原産で、大木になる同属別種の「アメリカハナズオウ」(撮影:'18.04.12:埼玉県花と緑の振興センター)

花は淡紅色でハナズオウより小さく、耐寒性はより強いが、耐暑性がやや劣り、花数も少ない。


春の花:浦島草

2020年04月11日 | 田舎暮らし(二地域居住)

BOSOのフルハウスの林床に「ウラシマソウ(浦島草)」がたくさん咲いています。

学名:Arisaema thunbergii subsp. urashima  

サトイモ科テンナンショウ属の多年草(球根)

山口県、高知県などでは「絶滅危惧種」に指定されています。

花期は3~5月。花序の付属体(長さ60cm)が仏炎苞から長く伸びています。

これを浦島太郎が釣り糸を垂れている姿に見立てた名前です。とてもユニークな草姿ですね。

10枚前後の小葉からなる鳥足状複葉で、葉柄は高さ40~50cm。

花は肉穂花序と言って小さな花が集まって棒状になり、黒褐色の仏炎苞に包まれています。

美醜は人それぞれですが、私は美しいとは思いません。

地下には茎が肥大した球根(球茎)があります。

ウラシマソウ(素心)別名:白花ウラシマソウ」。色が抜けて緑色をした個体は素心といいます。

他に赤茶色や黒色など色々な品種があります。

ヒメウラシマソウ(姫浦島草)」(Arisaema kiushianum

山口県、九州に分布。ウラシマソウに比べ草丈、仏炎苞が小さく、花序付属体の伸びもウラシマソウほど伸びない。

アリセマ・タイワンネンセ」(Arisaema taiwanense)台湾に自生。

 仏炎苞は茶褐色で、こちらも附属体の先が長く糸状に伸びます。

日本に自生するテンナンショウ属の仲間で、主に栽培されているのは以下の3種です。

ムサシアブミ(武蔵鐙)」(Arisaema ringens

仏炎苞の色が紫褐色~緑色まで個体によって色幅があります。

仏炎苞は先端を深く巻いた特徴的な形です。

馬具の鐙に見立ててこの名前があります。

ユキモチソウ(雪餅草)」(Arisaema sikokianum) 

とても美しいテンナンショウです。

赤褐色の仏炎苞で、肉穂花序の先端が餅のように白く膨れるのでこの名前があります。

マムシグサ(蝮草)」(Arisaema japonicum

仏炎苞は緑のものや紫のものがあり、葉よりも上に出る。

緑や黒褐色などの地に白いストライプの入った仏炎苞を開きます。

茎の褐色のまだら模様をマムシ(蝮)に見立ててこの名がつきました。

この仲間の果実は赤く熟す液果

粒状の果実をトウモロコシ状につけ、熟すと朱赤色になって目立ちます。

 


春の花:アジュガ

2020年04月10日 | 田舎暮らし(二地域居住)

BOSOの半日陰の庭に咲いている「アジュガ」(シソ科キランソウ属)です。

別名:西洋ジュウニヒトエ(西洋十二単)

ヨーロッパ原産で匍匐性の常緑多年草。

やや湿った所に生えているので雑草も繁茂し、時々、刈払機で刈ってしまう時があります。


背丈は10~20cmで、横幅20~30cm程度。葉の色は銅葉、斑入りがあります。

花期は4~5月に花径2㎝前後の唇形花を多数咲かせます。

花色は、基本種の青紫の他、紫、青、ピンク、白があります。我が家は青のみです。

日本固有種で同じシソ科キランソウ属の「キランソウ(金瘡小草)」も庭の隅に今咲いています。

別名:ジゴクノカマノフタ

花期は3 ~5月、茎の先端近くの葉の付け根に濃紫色の小花を数個つけます。

また、日本にはシソ科キランソウ属の「ジュウニヒトエ(十二単)」があります。

花期は4~5月。花の咲く様子を宮中の女官などが着る十二単に見立てて名付ける。

’080508 つくば植物園内の林床

よく見ないと見落としてしまう小さな白い唇形の花を輪生させる。