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田舎へ行ってご/見てご!

二地域居住(田舎暮らし)、花・写真、古民家めぐり、カード収集、旅、日々のあれこれなど。

古民家カフェ「コハレ キッチン」:柏市

2018年03月21日 | 食いしん坊
「春分の日」というのに都区内の一部では雪が降っているようですね。大多喜町では初物の筍が採れるそうです。





今日は雨模様で寒い(5℃)中、気晴らしも兼ねて古民家カフェ「コハレ キッチン」にあーちゃんと次女とランチに行って来ました。
以前から行こうと思っていましたが中々機会がなく今日になってしまいました。

「コハレ キッチン」は柏市布施にある築50年を超える一軒家の古民家カフェ。
外観は平屋の瓦葺屋根で田舎の農家住宅といった感じです。

よく磨かれたケヤキの太い「大黒柱」と「えびす柱」

玄関の上の丸太梁

玄関には蔵戸のような木製の引戸があります。

今は左側のガラスサッシの引戸を使用していますが、何れは切り替えるとのこと。

広い玄関の上がり框

上がり框は2面にあります。

居間の周囲の鴨居に太い差鴨居

店の内外には、其処彼処に、古民具やお洒落なオブジェが展示されています。右側の古民具は「水稲用除草機」です。580は何でしょう?(住所じゃないようです)

店内は店主のセンス溢れる設えで大変落ち着くお店でした。右側がキッチンです。

店主が仕事をしながら1年かけて自ら改装したそうです。

このレトロな玄関灯もいい感じ。

こちらは元仏壇(神棚?)だったのかなあ?

こちらは押入れを改装したようです。

大きな鉄鍋の中に流木をなにげなく入れてあります。私にはこの発想は思いつきません。

中でも店主が祖父から頂いたという大きな柱時計が目を引きます。

こちらのレジカウンターは店主の手づくりだそうです。

右上の「ハタキ」は福島県で作られたものです。我が家用に1本買って帰りました。

正面上の壁をご覧ください。白っぽいのが繊維壁でこれを残しつつ、塗り壁にしてあります。面白い発想ですね。ひょっとすると材料が足りなくなってしまったのかも?

拡大するとこんな感じ。

私と次女が食べた「肉そばつけ麺」(つけ汁は辛味噌、ゴマ豆乳、そばつゆの3種類)
勿論、私は大盛です。うまかったなあ!

あーちゃんは「春のヅケプレート」鮮魚をさっぱり特製ダレに即席漬け、新玉ねぎ・薬味を和えて食べます。

ランチを注文するとコーヒーは100円引きになります。

月替わりでメニューが変わり、夜営業は1日一組限定の完全予約制だそうです。



房の駅(ふさのえき):千葉県

2018年01月27日 | 食いしん坊
「房の駅」は、県内に10数店舗あり、県内の土産物、特産品、野菜、果物など3,000品目を扱っているそうです。



写真は、千葉市の「横戸 房の駅」です。



千葉のお土産を買うときには時々利用しています。

千葉のうまいものがいっぱい売っているので千葉県に遊びに来た時は是非立ち寄って下さい。
中国産の落花生を使用した格安の「揚げ塩落花生」(500円)も販売しているので気を付けて下さい。

写真は創業約100年の老舗。「倉右衛門商店」(JR成田線:安食(あじき)駅:徒歩9分)の「くず餅」です。
因みに「大」が538円(税抜)、「小」が417円(税抜)です。
千葉県と言えば落花生ですが、八街市(やちまた)で生まれた品種で「半立(はんだち)」が有名です。
日本の落花生の中では歴史が一番古く、昭和28年に奨励品種になり、 落花生の最高級品です。(殻付き:200g、1,200円)
草が上を向く品種と横に伸びる品種を掛け合わせて誕生したので「半立(はんだち)」の名がついたそうです。

古民家カフェ&ベーカリー「おちちや」:いすみ市

2018年01月14日 | 食いしん坊
昨日(1/13)、予てから行きたいと思っていた古民家カフェ&ベーカリー「おちちや」に行って来ました。我が家からは、車で約1時間かかります。

カテゴリーを「古民家っていいなぁ。」(千葉県内)」にしようか、「お気に入りのお店」(BOSO編)にしようか迷いましたが、「お気に入りのお店」(BOSO編)にしました。

写真の右側が砂利道で、こんもりとした森の奥が「おちちや」です。

以前紹介した手打ち蕎麦「幸七」(築200年の古民家)のすぐ近くですが、県道から細い道を入り、更に砂利道を進んだ先にあります。

「幸七」は、御宿町上布施ですが、「おちちや」は、いすみ市上布施にあります。(昔、このあたりは布施村でした。市町村合併の結果でしょうか?)

砂利道に入る曲がり角には、「おちちや」の看板がありますが、建物(店舗)が見えないので見落とすところでした。

周辺は田園風景が広がり、とても長閑な雰囲気の場所にあります。

店に通じる砂利道を入って行くと、入口に「以文会発祥之地」と「薫陶学舎跡」という 2本の石碑が建っていす。

「以文会」は 千葉県の夷隅(いすみ)地方に結成された 自由民権派の政治結社で、以文会の主宰者である井上幹は豪農の子として生まれ、以文会の教育機関としてこの地に“薫陶学舎”を設立して人材の育成にあたり、また産業結社“精農舎”を設立して農業の改革を目指したとのことです。

店内の壁には、昔の建物(井上邸)の鳥瞰図(右側が薫陶学舎)が掲示されおり、往時の様子が偲ばれます。

“おちちや”は 築300年の豪農(井上家)の古民家を改装したカフェ兼パン屋さんです。





正面のドアが店の入り口。

蔵。

敷地面積はなんと2,000坪もあるとか。大きな蔵や昔の井戸も残り、周囲には風除けに大木が植えられています。

入母屋造りの大屋根は、茅葺にトタンを被せてあり、かなり大きな建物です。

店内は石油ストーブ3台がフル稼働していましたが、古民家特有の隙間風で寒く、暖房効率が悪そうです。炬燵もあります。

大黒柱。真黒ですね。

伝統工法で建てられた古民家は、夏は涼しく過ごせますが、冬の寒さはある種の宿命と言えます。昔は、囲炉裏や釜など、屋内で火を焚き、その熱で暖を取っていたので、柱や梁などは煤で真っ黒になり、磨いて黒光りし古民家特有の雰囲気を醸し出しています。古民家に住むにはそれなりの覚悟と対策が必要になります。

梁や柱が巨大と言えるほど太く、これぞ「The 古民家」という重厚感ある佇まいです。

古民家は大きな地震が起きても、躯体が束石の上に乗っているだけなので、壁が落ちたり、建付けが悪くなったりしますが、倒壊することはないそうです。
300年前にどうやってこんなに大きい梁・桁を組み上げたのか不思議です。

店内は、古民家に相応しい家具・調度品が設えてあり、パンやタルト、スコーンなどが入ったショーケースはとても味のある古い家具でした。

店主のセンスが感じられる店内です。春から秋はゆっくり寛げそうです。



床はあとで張ったようです。

入口脇のテーブル席。
私は、ホットコーヒーに「桜あんぱん」、あーちゃんは、紅茶と「リンゴジャムパン」を頂きました。御馳走様でした。

店主(奥様)の方はとても気さくな方で、この古民家のことなど色々と話してくれました。
この家を借りて住み始めて15年以上になるそうですが、前の住人も20年位借りて住んでしたそうです。

建物は、東向きに建てられており、南側は風が強く、潮風で樹木の葉が黒くなってしまうそうです。この地方の古い建物は東向きに建てられている家が多いそうです。
また、敷地が広大であるため草刈がかなり大変だとか。最初に刈ったところは2週間後には元の状態に戻ってしまうそうです。
お風呂は、今でも毎日、薪で沸かしているそうです。トイレを利用させていただきましたがとてもレトロな仕様でした。
私も、いつか古民家に住みたいと思っていましたが、色々な事情から今の家になってしまいました。

「おちちや」は、JR外房線御宿駅から約5km(車で約8分)のところにあり、木曜日と土曜日の11:30~15:30の4時間の営業です。念のため、fasebookで確認して下さい。

帰りに大多喜町の道の駅「たけゆらの里おおたき」立ち寄り、農産物を購入して帰路につきました。「おちちや」から30分位です。

勝浦に向かう国道297号線沿いにあり、少し小さめの道の駅です。大多喜といえば「筍」なので、シーズンに寄ってみて下さい。

入口にかなり大きな牛のオブジェがあります。なぜ?(お勧めがソフトクリームなので?)

休憩所とトイレを跨ぐようにかけられた屋根のてっぺんにある風見鶏。

くず餅:市原市

2017年11月23日 | 食いしん坊
あーちゃんへのお土産に市原市草刈の草刈ドライブインくずもちやで「くず餅」を購入しました。(H28.8)



レジ横で販売しており、「白蜜」と「きな粉」が同梱されています。

普通のくずもちは「黒蜜」をかけて食べますが、こちらは「白蜜」です。この「白蜜」があーちゃんのお気に入りです。

最初は、我が家の売主のむすめさんから頂いたのが始まりです。
美味しくて、リーズナブルで、ボリューム満点のくず餅です。たらふく食べられます。
本来、葛餅は葛粉から作るものですが、今は小麦粉の澱粉質から作るのが一般的なようです。江東区亀戸にある超有名な「船橋屋」さんのくず餅も小麦粉から作られています。
今回も食い気が先に立ち、現物の写真を撮り忘れました。今度、買ったらUPします。

因みにJR東金駅から歩いて約10分の川嶋商店の「台方のくずもち」も有名です。2度程買いに行きました。(住所:東金市台方1,630-2)
明治19年創業の老舗だそうです。現在4代目の川嶋さんが製造・販売・卸と全てこの店舗で行っており、デパートの物産展にも出店し、2~3時間で売り切れてしまうそうです。
原材料は主に国産の小麦粉とでんぷん。これを1年間寝かせて発酵させ、それに水を加えてアクを抜き、お湯を入れて液状に戻し、蒸篭(せいろ)でふかし、冷めれば出来上がりです。一日千個作るのが精いっぱいとのこと。
くずもちは生ものなので日持ちしないため、購入するのは夏より寒い季節がいいようです。(賞味期限3日:野菜室で保存)
こちらも写真を撮り忘れました。こちらは「黒蜜」をかけて食べます。

千葉のふるさと料理:太巻き寿司

2017年11月23日 | 食いしん坊
長生郡長柄町の「ながら道の駅」に行き、昼食用にと「太巻き寿司」を買い求めました。

少しくたびれた道の駅ですが、新鮮な野菜や花などが大量に売られています。

我々夫婦は、今回は午前10時頃、道の駅に着きましたが、後日昼頃に行ったら野菜がほとんど売り切れていました。凄い人気です。

こんな物まで売っています。めだかの産卵用に使用するシュロ(棕櫚)です。130円~150円です。

太巻きずしは、古くから冠婚葬祭や集まりの時のごちそうとして受け継がれ、千葉の郷土料理を最も代表するものです。
「具を芯にして巻く」という技法が原点になっていて、切ると色鮮やかな花などの模様が現れます。(一部、県HPから引用)

「デンブ(田麩)」はあまり好きではありませんが、腹持ちが良く大変おいしい巻寿司です。値段は420円です。
よくTVで放送しているので皆さんもご存じだと思います。