晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

くすり博物館

2019年11月14日 | 旅行
コマーシャルでおなじみの消炎鎮痛剤「フェイタス」の久光製薬は東京の他に佐賀県鳥栖にも本社を置いていた! 息子夫婦が住み初めて縁が出来たこの地。田代が付く町名がやたら多いと感じながら車を走らせていると、この一帯は対馬藩の飛び地で田代領だったと説明にあった。
江戸中期、薬を客の家に預けて販売するという配置売薬(置き薬制度)を興し、田代売薬と呼ばれた。日本4大売薬の1つとなり、製薬業は佐賀県の経済の一端を担う主要産業となったが、歴史が後世に伝えられて来なかった。そこで久光製薬㈱会社はその歴史資料を伝え薬と健康のついて考えようと本館を設立したという。薬の起源は植物から! 草花が好きだったら見学しなくてはならない。

見出し画像は120年前のイギリスのアルバン・アトキン薬局。夫が言うには外国ほど日本の薬剤師は権限を持たないそう



映画に使われそうな素敵な風情は、ハリポタの映画を彷彿とさせる。



一方、日本は地道



楽しい展示物の中で目を引いたのは達磨さん模様の赤い置き薬の箱でした! 箱を開けると臭って来た独特な香りが今でもぷんぷん漂ってきそう



紙風船は彩のある丸い形でなくこんな四角型だったような気がする



『越中富山の反魂丹、はなくそ丸めて万金丹』というフレーズが自然と出て来たのだが、幼い頃故郷の鹿児島で目にしていたのは、富山の薬売り屋さんではなく田代の薬売りだったのかもしれない。手形を持って日本全国を旅して回った薬売りを主人公にした小説があったら面白いかも!?

正露丸は征露丸って表していた頃もあったとは時代を感じられる





最近では聞かなくなった赤チンも懐かしかった





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2 コメント

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コメント、ありがとうございます (しずく)
2019-11-21 17:01:24
いきなりこのレトロな薬局で迎えられて大いに気を良くしました。2時間も居座っちゃって、次の”忍者と薬”コーナーはゆっくり時間が取れなくて残念でした。
息子夫婦との約束があったので~。

昨日、夫の好きな「ターミネーター ニューフェイト」を観に行きました。お付き合いで足を運んだのですが結構楽しめました。映画館ってやっぱり良いですよね!
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Unknown (latifa)
2019-11-20 09:54:09
しずくさん、こんにちは!
うわーー、この薬局の店構え、素敵ですねー
ツボに来るわー、このアンティーク感!

有名な久光の本拠地なんですね。
正露丸などの古くからの薬の歴史や展示の様子も見せてもらえて、楽しく拝見しました。
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