晴山雨読ときどき映画

“人生は森の中の一日”
山へ登ったり、本を読んだり映画を観るのは知らない世界を旅しているのと同じよ。
       

早すぎる、金蘭の開花 日見金比羅山

2021年04月21日 | そぞろ歩き

長崎は海の県だからか海の守り神を祀った金比羅山が多い。今日の金比羅山は日見金比羅山、ゴールデンウィークにはキンランが多く見られる。もしかするとと覗いてみると、やっぱり、高い草丈の合間合間から黄色い花が見える。

エゴノキの花も満開を迎えていた。

桜は散って葉桜が鮮やか。

橘湾を隔てて天草全島が見える

霞んだ先に帆を挙げていない帆船が一艘浮かんでいる。「謎の幽霊船発見!」と、真昼間から出るはずもないが頼りげない風情に想像が膨らんだ。アチさんは「また始まった」とばかりにずんずん先に下って行く。

草原で見かけた↓殿さまバッタ(大名バッタ)。どうして今の時期に褐色なのかと調べてみて個体によって色に差があり、緑色型と褐色型の2つのタイプがあると分かった。さらに興味深かったのは、密度が高い環境で育ったものを群生相(集団相)と呼び、逆に密度が低い環境で育ったものを孤独相(単独相)と呼ぶらしい。中央アジアやアフリカなどで群生相が発生すると大群をなして移動するようになり飛蝗と呼ばれ、田畑の作物を襲って1日程で全滅させてしまうこともあるというのは、映像で観た記憶がある。イナゴだけでなくバッタもそうだったと『バッタを倒しにアフリカへ』を読んで知ってたはず。

お試し2回目もまずまず。山へ行くと不思議が転がっていて楽しい。気分も良くなる。なんてったって私にとってお薬は山。「春愁い妙薬は山のおちこちに」

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