感じるままに、大野智語り

『魔王』で成瀬領に心を奪われ、嵐の大野くんに堕ちました。大野くんについて、あれこれと綴っていきます。

成瀬さんの目(魔王)

2010-04-06 19:23:48 | ドラマ
タイトルを見てびっくりした方もおられるかも…
この怪物くんムード高まるときに、何故?って自分でも不思議ですが……
見てしまいまして…
すでにコンDVDが届いて、そちらにどっぶりの方もいらっしゃるでしょうね。
どうぞスルーしてくださいませ(笑)。


『魔王』10話 しおりさんとの教会のシーン

あれは事故だったかもしれない……
複雑な思いを抱いて、思わず教会に入った成瀬さん。(このときの顔が美しい)
しおりさんに気づかれ引き返そうとするけど、
しおりさんが必死に訴えて…
「もう…もどることはできない…」
「貴方を思うとつらいんです。成瀬さんを想うと胸が苦しくなるんです」(私も…)
(このあたり、のどぼとけの演技がすばらしくて…)
「あんなに優しく笑う成瀬さんがこんなに恐ろしいことを…」
左目から流れる一筋の涙…
振り返って、一呼吸置いて「これがぼくの本当の姿です」
「そんなことない! 本当のあなたは、真中友雄さんは弟さんを思う優しい人です」
右目からも一筋の涙…
「ぼくは真中友雄ではありませんよ。名前も過去もすべて捨てたんです。英雄が死んだときから」
(このときの口調がものすごく優しくて、泣き崩れるのを必死に堪えて笑顔を作ろうとしてるかのようで…
 最後の「英雄が…」で声が震えるの)
「あなたはみんなに愛されるべき人なんです」
「ぼくには…愛なんて必要ない…」
(しぼりだすように…愛なんての前でまた涙があふれるの)


『魔王』11話 しおりさんとの別れのシーン

成瀬さんを待ち伏せしていたしおりさん。
成瀬さんは通り過ぎたけど、しおりさんは話しかける。
「怖いんです。成瀬さんが心配で…あなたに何か起こりそうで…」
振り返る顔が…
視線を外して、立ち去ろうとするけど、後ろから抱きつくしおりさん。
「もうやめて下さい」
「きれいな木漏れ日が見えませんか、樹々のざわめきが聞こえませんか…」
ゆっくりと顔を上にあげる成瀬さん。
(このとき、木漏れ日は貴方の目に映ってたの? 何を想ってたの?)
でも、また下を向いて…(口角のかすかな動きが悲しくて…)
しおりさんの手をとって外しながら、しおりさんを見る。
手を優しく放す。
何も言わずに立ち去る…。
(手の動きが美しすぎる。手だけで感情が伝わってくる。)


この2つのシーンの、成瀬さんの目が全然違うの。
10話の教会では、気持ちが揺れて、苦しくて切なくて…濡れている。
口調や、間や、涙や、その流すタイミングやのど仏、口のふるえ…
全部から感情が、ばーーっと伝わってきたの。

でも11話のこのシーンでは、目が乾いてる…もう覚悟を決めた、そんな目をしてる。
一言もしゃべらないのに、涙も流さないのに、表情もあまり動かさないのに、
感情が伝わってくる。すべての視線の動かし方がすばらしくて…
手のシーンはもう、こんなラブシーン見たことないっていうくらい切なくて…

去年の春夏は、森を散歩しながら木漏れ日を見るたびに成瀬さんを思い出してました。
今年はどうかな…
教会、行ってみたい……