万化荒くれ日記

シアターシンクタンク万化構成員による日々疾風怒濤の荒くれ生態レポートです。脱線アリで。

かちく・ぎょ編

2006-05-11 | 長谷川千幸
ある腫れたGW、ここはなんばの地下に設置された水槽。

GWの予定もさしてなく、仕事帰りに寄り道したなんばの地下。
いつもなら横目に通りすぎる水槽は
“GW vs サービス業”に打ちひしがれた私の歩みを緩めました。
嗚呼、現代を生きる。嗚呼。
しかし!
夕方ラッシュの流れと
都会人の見て見ぬふり特性への田舎者意識。
葛藤の末通り過ぎようとした瞬間、視界の端に類い稀な笑顔が。


ファーストインパクト!
ぇ…?
二度見!!!
えぇ"―――…!?


疑心とは裏腹に目は釘付け。
 水槽の端を上下浮遊する彼。
 プラッチック流木テリトリーを守るべく、他魚に威嚇する速攻性。
 戯れる稚魚の様に穴間に身を潜めるために
 懸命に砂を吸い上げる、 前歯の折れた山崎(FB)の如く腫れた唇は
 なんと意地らしい自己犠牲か。
 一人孤独にコロニーを守る彼は誰かを待っているよう・・・。

捉えようによっては嫌われ者なのか?

ケータイを片手に水槽の端にたたずむこと25分。
 これ以上居たら、オカシイ人に思われる!(手遅れに非ず)
田舎者の目覚め(SE:種が割れる効果音)により一時撤退。
嗚呼、さようなら素敵な一時。

気にするな、
そんな腫れたもの。
誰も気づきやしない。水槽を守る痔主よ。