田舎者が通勤ラッシュの新宿駅に降り立って途方にくれているの図。
楽しいミュージカル曲を合奏中の私のことだ。田舎には帰らない強い意志を持って、荷物をいくつ捨てたらこの波に乗れるだろう。
最終的には楽しそうに弾かなければサマにならないんだよな。
今時間がなさすぎて、これからも多分ない。
落ち着いて和音の音数を減らす作業をしなければならない。なんとなくで放っておけば、私はずっと迷う。思い切って何十個も音を捨てて、増やすことは考えない。これくらいでなければ、合奏に乗れないだろう。
上手い人は、そんなの音楽じゃないって言うだろうか。
私だって全部弾きたい。でもこれは無理だとさすがにわかる。
全体を邪魔しないようにリズムに乗る。
これだけだって十分大変なのだ。
下手は辛い、時間がなくて辛い。
それでも本番は楽しそうに弾いてやるぜ、
と、思っている3月の強風。