昭和のオーディオ

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モノラルレコードの活用 三人の運命

2010-05-31 15:30:10 | オーディオ

トスカニーニ、フトヴェングラー、シューリヒト、三人の運命を聞いてみました。トスカニーニとシューリヒトはモノラルです。録音がいいのはフルトヴェングラー、シューリヒト、トスカニーニの順番になります。特にトスカニーニは雑音も入っています、ハム音、テープヒス、でも気迫は1番に感じます。フルベンの運命は始まりは他の二人よりはゆったり始まるがだんだん聞く人を引き付けてきます。シューリヒトはどちらかとゆうと、トスカニーニ似ているように感じます。録音もトスカニーニは1939年シューリヒトは1957年、フルトヴェングラーは不明(解説に録音年月が記載してありませんが多分他の二人よりは新しいステレオ)。シューリヒト、トスカニーニは周波数レンジが狭い、低音はなしコントラバス、ティンパニはほとんど基音は聞こえません、倍音のみ。又高音部もきつい音に聞こえます、それに比べフルベンは周波数レンジが他の二人よりかなりワイドです。三人の運命を聞いていると、なんか録音の歴史を聞いているようです。マルチアンプでモノラルを聞くと各パート(低音、中低音、中音,高音)のバランスをチェックすることも出来ます。全部が揃うと中央に固定して聞こえます、一部、左右の音量バランスが狂っているとその帯域だけ中央から外れます。又位相が狂っていると音像が大きくなったり、右から聞こえたり左から聞こえたりします。このようなチェックにはモノラルレコード、モノラルのCDでやります。(アンプを変えた時は行った方がいいようです。)そのほか低音と中低音との位相の違いのように隣同士の位相差、これはなかなか分かりにくいです。我が家ではアンプは増幅段数を合わせるようにしてなおかつ、SPを前後して今の位置に決まりました。(かなりの月日がかかりました)いま使用中のメインはもう40年くらい前のSPです、これだけ長く使っていると内心自慢の一つになります。


2A3アンプ完成807アンプお疲れさん

2010-05-30 12:35:44 | オーディオ

今日は朝からアンプを入れ替えメインのSPで聞いてみた、まずヴァイオリン曲、バッハのパルティータ第2番、有名なシャコンヌの入った曲です。まずギドン、クレメール。力強い音です、近くで聞いているようです。最近友人から借りたCD、小菅優のピアノ曲を思い出します。次にキョンファ、チョンを聞きます、まったく反対の柔らかい、やさしい音です。同じ曲でも弾く人によってこうもヴァイオリンの音が違うとは驚きです。(ヴァイオリンが違うかも、出ている音の大きさが違います)次にこれが本番ですけど、パーカッションのレコードを聞きました。シルヴィオ、グアルダとゆう人の演奏です。このレコードは時々装置の調子を見るときに聞きます。曲はコンスタン作曲、14のスタションとシュトック、ハウゼン作曲ツイクルスです。打楽器のアタック音はすごいです。太鼓から鉄琴その他いろいろな打楽器のアタックオンです。又やっと聞き取れる位のpppのトライアングルの音、(A面の終わりに入っています。)又演奏者が左から右へと曲の進み具合で移動する様子。最近これも友人が、SPが壊れるかと思うぐらいのアタック音が入ったCDだといって、確かゲルギエフの春の祭典のCDを貸してくれましたけど、このレコードはそれよりは上だと思いました。ゲルギエフがアタック音なら、こちらは衝撃音だと思います。しかもこのレコードは40年くらい前の録音です。体で感じるくらいのアタック音はこのレコードだけです。(手持ちのレコードの中でしかも低音以外で)

春の祭典のCDはいきなり大きな音が出て聞いている人が知らないで聞いているとびっくりするけど二度目からはそうは思はないと思います。CDが出始めのころはさすがCDだと思っていたけど最近はLPはこんなにすごい音も入っていたのかとLPを見直しています。

P5290172_2定位置に収まった2A3PP高音専用アンプ入出力特性を合わせてあるのでほとんど調整なしで取り換え。結果は違いはなし 、低音以外は2A3アンプとゆう自己満足(気持ちの問題)

P5290173お役御免になった807PPアンプ

P5300175 クレメールの無伴奏ヴァイオリンパルティータとソナタ、中の解説によると最近はストラディバリウスを使用してるかも?

P5300174 女らしいと言ってはファンの人に叱られるかも、クレメールのヴァイオリンと比べるとずいぶんと音がやさしくて疲れない音に思えます。

P5300176このパーカッション聞いた人はわかると思いますけど、ダイナミックレンジ、アタック音(衝撃波のような体で感じる音、お正月に神社で毎年神主さんが叩くあの太鼓の音のような体に伝わる音を想像してください、太鼓から2,3mくらいで聞く音)このような録音を40年も前にしていたとは、その当時の録音技師さんはすごいの一言です。 


フルレンジでカザルスを聞く

2010-05-29 09:43:30 | オーディオ

昨日でグルダのベートーベンピアノソナタ全曲聴き、グルダは弾きまくり、自分は聞きまくり、とゆう感じであっとゆう間に終わりました。今はカザルスのバッハを聞いています。その間2A3アンプも何のトラブルもなく明日くらいにはメインの高音専用に807PPと交代する予定です。今はフルレンジで聞いていますけど、4CHで聞くと又違った感想になるかも、今度はフルオーケストラをメインで聞きます。まだまとめ買いしたレコードが腐るほどありますから(入れ場所がなくて段ボール箱2箱分床に置きっぱなし)。カザルス、名前は聞いたことがありましたが実際にレコードで聴くのは初めてです。しかもモノラルです。1936年から1939年にかけて録音されたレコードです。想像していたよりずっと音がいいのにびっくりしました。松脂の飛び散るような音、同時に弦を2本、又は1本を弾いているのが判別できます。又押して出す音、引いて出る音の判別が出来ように感じます。(チェロのリサイタルはまだ行ったことがありません、想像です。)1部昔のSP盤のようなパチパチノイズが入っています。それにしても1930年代でこのような録音をしていた当時の録音技術は大したものです。今のCDのように何か細工をしているような音とは一味違います。昔の人はその当時の技術を最大限生かして1音残らず録音しようと一生けんめいだったように感じます。それに比べ現在は機器が良くなって、技におぼれているように感じます。さて録音の話はこれくらいにして、も1枚同じ曲でナヴァラのレコードがまとめ買いの内にありましたので次はそれを聞いてみたいと思います。こうゆうことが出来るのもまとめ買いをした得といいましょうか、昔では考えられません。

P5270162 電圧調整する前

P5270164 電圧調整した後巻き線抵抗を追加して電圧を下げる。

P5270166_2その後のLRの裏側

P5280167 想像していたよりはるかにいい録音

P5290168 これから聞くナヴァラのレコード


SPはピアノ曲、2A3はそれに合わせて歌う

2010-05-28 09:39:30 | オーディオ

今日は久しぶりにお日様が顔を出した、朝からいい気分。今日も朝からグルダを聞いている、家内が出かけたので音量は大きめ、そのためか2A3の鳴きが今日は目立つ、どうも1KHZ付近である程度のレベルが入ってくると中の電極が共振して音が出ているようだ、今まで2A3のアンプをかなりの数作ってきたがこんな現象は初めてだ。ひょっとしてと思いSPをヘッドフォンに変えて片耳はヘッドフォンもう片方は2A3に近付けて聞いても、やはり2A3が鳴いている。こんな経験したことのある人が他にいるのかな?。まあゆくゆくは4000HZ以上を受け持つことになるので4000HZ以上で鳴いたら考えることにするか。それにしてもグルダはすごい、15番なんかは、一瞬イヴナットを思い出すような弾き方、もっともグルダはスタインウェイ、イヴナットはベーゼンドルファー?。スタインウェイのあの金属音が混じったような和音、ちょっと早めのテンポで弾きまくるグルダ。ホロヴィッツのようなどこまでも澄み切った音とはちょっと違うけど、これもまたいい。LPが安く手に入るようになっていい時代だ。


再度調整、真空管の最大定格

2010-05-27 15:05:52 | オーディオ

最大プレート電圧オーバーはどうも気になり今日は下げることにした。CHの前に5Ωの抵抗をかませてチョークインプットとコンデンサーインプットの中間のような動作、それでおよそ10Vの降下になった、ほぼ計算どうりついでに直結部分のバイアス調整、DC,ACバランスをもう一度やって入出力のデータをとってみた、シビアにやった分左右がそろった、特にクリップポイントが13.5W(入力1.05V)きれいにそろった。ついでに10KHZのひずみ率の悪いのを調べた結果原因はやはり高域をカットのために1000PFをかませたのが原因と分かったが、出力16Wでも10%以内なのでそのままにする。はずすと100HZ,1KHZ、とほぼ一緒になるが150KHZ付近でピークが見られる、アンプがラジオになってしまう。(アンプは安定しているのが一番)。それと今日もアンプを逆さにして調整している時に2A3が鳴いた。発信器をつないで1KHZをいきなり入れたら鳴いた。しかしオシロにはきれいな正弦波しか出てない、すぐに止まった。原因いまだ不明。真空管の最大定格は守って球が長持ちすように心がける。