6F6GTppアンプの入出力特性の測定をした、その結果前回はNF-18dbにしていたが入力電圧が高くなるので若干落として-15DBに変更した。又補正用のCも0.01μFから2700pFに変更。
かろうじて計算上の出力4Wでている、LRともほぼそろっているが今回はVRにクリック付きを使用したためVR位置でのLRのレベルがピタリとそろわない、しかしフルレンジで聞く場合は差は分からない。
これは電圧調整用の抵抗180Ωの電圧降下で測定したプレート電流(LRの合計、片チャンネルあたり40mAでほぼ計算道理、若干変動はあるが誤差の範囲最大出力4Wでは70mA片チャンネルあたり35mAでこれも予定どうり、何より大事なことはAB級のように出力と電流が比例しないこと、昔は電源部を強化してプレート電圧の変化を抑えていたがA級ppではその必要もない代わりに出力はかなり低いシングルアンプ並み。
今日、といっても先ほど6F6GTPPアンプの配線が終わり、各部の電圧、ACバランス、DCバランス、NFを調整しとりあえず矩形波を見て変なものが無いことを確認して測定よりもまずは聴いてみることにした。その前にとりあえず本当にA級動作をしているか電流の測定をして確認した(無信号時83mA、最大出力時70mAになる、これは両CH同時の値で計算値よりは若干違うがA級動作をしている証拠)。曲は最近聴いたアンドレ。ワッツの「死の舞踏」感じとしてはかなり、とゆうかまずまず成功とゆう感じ。ただSPではなくスタックスのSR-507での感想一番の目的であった音の立ち上がりはなんとなくいいように感じた、あとは普通に作ったアンプと比較試聴をしてから。
電源部に22μfの代わりに30μfを使った影響か出力電圧が想像よりは低めに出たので300Ωを180Ωに変更、6F6GTの第二グリッドに100Ωの抵抗を入れより安定性を狙った。NF抵抗は180ΩでNF量は-18DB。ヘッドフォンでは雑音はない。しょっぱな心配していた低音も矩形波、聴いた感じでは大丈夫そうだ(トランスの裸特性がそれほど低いほうまでは伸びていなかったため)。メーカー不明だけどそこそこのトランスであった、案外儲けものかな?。
先週落札できたグリーグのピアノ曲全集が週末に届いたので毎日レコード三昧といってもほとんど毎日聞いているけど、全部で14枚のLP眠たい目をこすりながら粘り勝ちで落札できた。聴いてみて想像していたよりははるかに音がいい落札金額は11500円だったけど十分に満足できる音、安い買い物だった。この頃は世間がCDになったおかげで、LPは安く手に入るいい時代になった。ともあれこの全集はノルウェーのピアニストのエヴァ、クナルダールとゆう女のひと、初めて聴いた。ベーゼンドルファー275のピアノ全体から音が出ている、響きが非常に豊か。ネットで調べたらインペリアルよりは一ランク下の92鍵らしいがとにかくすごくいい音、又タッチも非常によく分かる、多彩な音色まるでピアノの前でかぶりつきで聞いているよな感じ、目を閉じると手、指の動きが容易に想像できるような音。演奏会場では最前列ではこんな感じになるが、後ろの方ではなかなかこんな音では聞こえない。LPの音はマイクの位置の音なので演奏会では聞こえない音も入っている、聴きながら我が家のCDでは聴かれない音の響きだなと思いながら聴いていた。ピアノ協奏曲だけはスタインウェイのモデルD(フルコンサートピアノ)を弾いているがその音色の違いもよく分かる、ただし録音場所が違う。グリークのピアノ曲は他にアドニのピアノ曲とリヒテルのピアノ協奏曲があるだけだった。ちなみにカートリッジはサテンM-15LXSPはゴトーユニット4CHでの試聴。もちろん真空管アンプ。
これがピアノ曲全集。
配線は現在ここまで出来た、もうすぐちびたちが来るので一時中断になるかも。