江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

 梅雨のあいまに 草木染め 

2014-06-14 | OB会
 
   
毎日雨ふりで、うっとうしいですね。
憂鬱な気分をふきとばすには、楽しいことをするのが一番!
例年は、夏にしている草木染めですが、今年は梅雨のあいまをぬって6月に行いました。

というのも、真夏に灼熱の太陽に焼かれながら、ガスコンロで染料を煮出すのは、結構きついものがあったからです。

午後から、降水確率20~30%の天気予報に期待して、小雨の中、草木染め決行! 
屋外作業があるので、今回の染料は、カリヤスのみとすることにしました。
 
カリヤスは、ススキの仲間で、刻んで干した状態の染料です。袋をあけると、プーンと草原のにおいがしてきます。カリヤスで染める苅安色(かりやすいろ)は、日本の伝統色の一つで、青色がかった黄色です。

前知識はここまでにして、実際に染めてみましょう。
80℃までカリヤスを煮出してから、布を浸します。
今回は、染料はカリヤス一種類で、媒染剤を変えることによって、発色の違いをたしかめることにしました。
銅媒染   ~  黄色(緑がかった)  
鉄媒染   ~  灰色  
チタン媒染 ~  オレンジ色
銅+鉄(少量)~ カーキ色 

写真の作品の色をごらんください。カリヤスが媒染剤を変えることで、4種類の色に変化しました。

いつもは、何種類かの染料と何種類かの媒染剤を平行して使っているので、じっくり発色の違いを比べてみたことがなかったのです。
雨模様で、染料を一種類にしたことから、じっくり変化を観察することができました。

それにしても、おもしろいですね!
それぞれの作品を見比べながら、自然のもつ力の不思議さに、一同魅了させられた一日でした。

植物の葉、枝、茎、根などから自然の色をいただく 草木染め。
自然が与えてくれた色は、わたしたちを心地よく、和ませてくれます。
これからも、さらに草木染めに親しんでいきたいと思います。

秋には、藍染め、蘇芳(すおう)染め、紫根染めなどに挑戦してみようと計画を立てています。
よろしかったら、ご一緒に草木染めを楽しみませんか?


<草木染めクラブ一同>

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