豊田市ボランティア連絡協議会

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交流サロン 食品ロス削減のためのフードバンク活動について学ぼう! のご報告

2019年10月23日 21時29分56秒 | 交流コーナー使用スケジュール

 今日は秋晴れで、陽気の良い日でした。

午後からはボラ連の役員会で、事業のふりかえり、

今後の事業の検討、来年度の事業計画などを話し合いました。

 

 先週の18日(金)に「第3回交流サロン 食品ロス削減のための

フードバンク活動について学ぼう!」を開催しました。

 講師は「認定特定非営利活動法人セカンドハーベスト名古屋」

理事長 山内大輔氏でした。

 www.2h-nagoya.org

※フードバンクとは「食べ物の銀行」。様々な理由によりまだ食べられる

にも関わらず捨てられる運命の食品を企業・個人から寄付いただき、

各種福祉施設・団体や生活に困っている個人へ提供する活動のことです。

 

元中学教師の山内氏の話しはとてもわかりやすく、何かしなくてはという

気持ちになりました。

 

 今、日本では年間600万トン余りの食料が破棄されています。

国連が年間飢餓に苦しむ人たちに支援する食料は320万トン。

8億2千万人が飢えに苦しんでいます。(地球に暮らす9人に1人)

 まさに援助の2倍の食料を、日本は破棄しています。

600万トンの半分は家庭での破棄ということです。

 1人が1日、お茶碗1杯のご飯を破棄していることになります。

一方で、輸入する小麦は年間600万トン、何という矛盾!

 

「セカンドハーベスト名古屋」は補助金ではなく、コツコツと寄付金を

集めて、市民活動として運営をすることを大事にしています。

 ひとりひとりが自分事として「食品ロス」に向き合ってほしい、という

ことのようです。これは、とても大事なことかと思います。

  今、国内では100近くのフードバンクがあるそうです。

 

日々、様々な企業などから食品を集め各種福祉施設・団体、困っている方に届けています。

只、日本は「恥の文化」の気質があるので、「困っている人が見えない」という

大きな課題があるようです。人からどうみられるかを気にして、隠して

しまう…と。食品は集まってきているが、届け先の方が少なく、断っている

とも…。なかなか循環がスムーズにいかない課題があるようです。

 

 30分程の交流の時間を設け、山内氏に質問をし、答えて頂きました。

 豊田でも「セカンドハーベスト名古屋」から食料を届けてもらい、ボランティア

活動をされている団体の方が現状を話されました。

 最後に、山内氏は活動を継続するための運営費(倉庫代含む)などへの寄付

をお願いされました。また、食料の中でも「お米」が誰にでも届けられるので

助かる、というような話もされていました。

 山内さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。

 

 「SDGs(持続可能な開発目標)」の柱に「飢餓をゼロに」があります。

私たちも暮らしを見直し、できることから取り組みたいという気持ちを

あらたにした山内さんの「食品ロス」のお話でした。

◆◇◆◇◆◇

10月は食品ロス月間で、31日まで、豊田市では10/1~10/31

まで「フードドライブ」を行い、家庭で余っている食品を集めて、福祉団体や

NPO法人に寄付する活動を行っています。(受付;環境学習施設ecoーt、

福祉センター、清掃事務所)→集めた食品は、豊田市社協で、様々な事情で

生活が困難な方への支援に活用します。

 

 関心のある方は問合せをしてみて下さい。

問合せ:豊田市環境部ごみ減量推進課 ℡0565-71-3001

 

 

 

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