豊田市ボランティア連絡協議会

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人にやさしい美術館

2009年08月12日 23時04分12秒 | その他



夏休みの一日、諏訪湖へ出かけました。
お目当ては、諏訪湖湖探検ダックツアー(水陸観光バス)ですが、出かける前に諏訪湖近辺の観光地をチェック
諏訪湖ほとりに原田泰治美術館があることを知り寄ってきました。
原田泰治氏の大ファンというわけではありませんが、“ふるさと”をテーマに描かれた絵は、どこか懐かしく心いやされる絵は好きです。
8月16日までは、星野富弘“花の詩画展”も同美術館で催されており、ちょっと得した気分

...で、お二人の絵を鑑賞した後、来場者が感想・意見を書けるように「ご意見コーナー」があって、点字プレートがおいてあり、私は
目が見えない方が絵を鑑賞されるの?と思ったら、朝日新聞日曜版に連載されたもののみですが立体コピーにしてありました。
もちろん、点字で絵の説明も書いてありました。
視覚障がい者が、この立体コピーの絵をどのくらい理解できるのかわかりませんが、視覚障がい者が絵を楽しめないという概念をくつがえされました。

もちろん、階段やトイレにも点字の案内がありますし、用意してあった車イスは、私がよく目にする無機質なものではなく、カラフルなちょっとおしゃれな車イス(楽しく絵が鑑賞できそう)でした。また、情報コーナーのビデオには、もちろん全編、字幕が入っていました。
誰もが快く絵を楽しんでほしいという原田泰治氏の気持ちが伝わってくる美術館でした。
そんな作家だからこそ、花びらや瓦の一枚一枚に愛情こめた繊細なあの絵が生まれるのだと思いました。

〈皆さんご存じだと思いますが、原田泰治氏は小児麻痺の影響で両足が不自由です。また、星野富弘氏は中学校の教諭時代、頚髄を損傷されて手足が不自由です。〉

コメント
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