真鹿子の真鹿不思議歩記

真鹿子は真鹿子であると同時に馬鹿子!馬鹿子で無くなると真鹿子で無くなる生粋の真鹿馬鹿子であり!永遠に真鹿馬鹿子!&野生人

月光を 孕みてねむる 蝉の殻 ( 虫ガ苦手ナ方ハゴ用心ヲ)(- 人-ゴメンナサイ)

2010-07-30 04:09:17 | 俳句




『月光を孕みてねむる蝉の殻』
(真鹿子)








仕事からの帰り道、ポートライナー中公園駅の階段のところから、夜空を見上げると、少し赤みをおびた満月が昇っていて、団地に向かう陸橋からパシャリ♪なんだか満月も暑そう、団地の屋上のあたりで、涼んでいるよう見える。





ちょうどあの下あたりが遊歩道だから、遊歩道の木立の間から、手がとどきそうな満月が見えるはずだ。わくわくしながら団地に入って、夜空を見上げると、満月がいない?あの建物の屋上の上あたりにいたはずなのに、いない?あちらこちらを見渡しても、影も形もない。行方不明だぁ!見上げる所とか、角度によって違ってくるのは判るけれど、さっきまで見えていたのに、あまりにも極端!お月様はやっぱり神出鬼没だ。でも、月光の明るさはあるんだから、きっとどこかに居るんだと、とぼとぼと遊歩道を歩いていると、ピカリと光るものが落ちている。近づいて見ると、蝉の脱け殻だ。しがみついていた枝から落ちたんだ。拾って見ると、なんと!!可愛い♪クリクリの目!





地底王国からようこそ♪こちらの世界はいかがですか?クリクリの目がまた光った。これはもうお持ち帰りに決定!珍しいもの好きの母上にお見せしなければならない。明日はまたこちらの草むらに戻っていただきますので、今夜は我が家にお泊まりを、何もおかまいできませんが、ゆっくりお過ごしくださいね。





帰宅してベランダに直行、ベランダから見える夜空を、隈無く捜索したけれど、やっぱり満月はいない。どこに行ってしまったんだろう?



この時の、この満月が、行方不明になった満月(゜U。)?








『月光を孕みてねむる蝉の殻』

まさか

『満月を宿してねむる蝉の殻』

なの??

どちらにしても

元気なお月様の卵

産んでちょうだいね♪