食品のカラクリと暮らしの裏側より転載
2019年05月18日
ーーー転載開始ーーー
突然、爆発するように沸騰するので顔などを火傷する事故に注意を
■加熱調理の際には突沸とガラスの鍋ぶたが割れる危険に注意!
「突沸」とは、液体が沸点(水なら100℃)に達しても、表面にブクブクと泡が出ない状態の時に、振動を与えたり調味料を入れると、突然、爆発するように沸騰し中身が飛び出す現象です。
「突沸」とは、液体が沸点(水なら100℃)に達しても、表面にブクブクと泡が出ない状態の時に、振動を与えたり調味料を入れると、突然、爆発するように沸騰し中身が飛び出す現象です。
主婦などが加熱調理中に、思いもよらないこんなことが起これば“パニック”です。
火傷や怪我の危険性があるので、十分、注意が必要です。
さらに調理中の注意はもう1つ、「ガラスの鍋ぶた割れ」です。
下段の文章の他、ぜひ別ページ(下記リンク参照)の記事もご覧下さい。
どちらも、火傷や怪我を負う事故が多発しています。
調理には、普通、電子レンジ・ガスこんろ・IHクッキングヒーターなどが使われます。
調理には、普通、電子レンジ・ガスこんろ・IHクッキングヒーターなどが使われます。
その際の突沸事故の詳細を見てみましょう。
①電子レンジに豆乳を入れて加熱し、沸騰してきたので庫外に出して顔を近付けたら、突沸が起こり熱い液体が四方八方に飛び散り顔を火傷した
②ガスこんろに鍋を置き味噌汁を温め直していたところ、突然、「ポン!」と破裂音がして、鍋がこんろの脚から外れるほど飛んだなどです。
突沸が起こればコーヒーなどの液体が周辺に飛び散る、あるいは具材や汁が入った重い鍋さえ飛んで傾くほどの“衝撃力”を持っています。
その結果、ガスこんろからずれ落ちて、高熱の中身の大半が流れ出す二次的な危険も伴います。
■沸騰してもすぐ電子レンジから取り出さない・ガスこんろは弱火でかき混ぜること
国民生活センターは、5年間に70件の突沸の報告があったことを伝えています。
■沸騰してもすぐ電子レンジから取り出さない・ガスこんろは弱火でかき混ぜること
国民生活センターは、5年間に70件の突沸の報告があったことを伝えています。
報告数は、氷山の一角でしょう。
事故を負わないように、突沸を回避する方法を呼び掛けています。
同センターの回避テストは、
①電子レンジで温め過ぎたコーヒーは、すぐ取り出さずに庫内で1分程度冷ますと、突沸しにくくなる
②ガスこんろやIH機器で味噌汁を温め直す際は、かき混ぜながら行えば突沸は防げる、としています。
それらに基いたアドバイス(下記■危険への対策■参照)を、ぜひ参考にして下さい。忙しい現代の生活ながら、せっかくの手料理を作って家庭団欒を楽しむために、十分注意しましょう!
なお冒頭のご案内のように、「ガラスの鍋ぶた」が割れて周辺に飛び散る事故も、調理中におき得る事象として軽視できません。
なお冒頭のご案内のように、「ガラスの鍋ぶた」が割れて周辺に飛び散る事故も、調理中におき得る事象として軽視できません。
カレーや野菜などを煮込んでいると、突如、大きな破裂音をともに、ガラスの鍋ぶたが粉々に割れて、周辺に飛び散る事故です。
蓋(ふた)がガラスのため、正しい位置に置かなかった故の危険です。
調理される方はついつい具材の煮込み具合や、併行する他の調理に眼を奪われがちです。
「ガラスの鍋ぶた割れ」や「突沸」が一旦起これば、危険極まりないことです。
特に主婦(主夫?)は、調理の機会も時間も多いことから、くどいようですがお気を付け下さい。
■■危険への対策■■
電子レンジで飲み物を温める場合は、設定時間を控えめにする。
温め過ぎた時は、電子レンジからすぐ取り出さず扉を開けずに1~2分冷ます。
ガスこんろなどの場合は、火力を弱めにしてかき混ぜながら温めていく。
■■危険への対策■■
電子レンジで飲み物を温める場合は、設定時間を控えめにする。
温め過ぎた時は、電子レンジからすぐ取り出さず扉を開けずに1~2分冷ます。
ガスこんろなどの場合は、火力を弱めにしてかき混ぜながら温めていく。
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