愛詩tel by shig

プロカメラマン、詩人、小説家
shig による
写真、詩、小説、エッセイ、料理、政治、経済etc..

いちごミルクで神様を

2018年05月03日 08時43分26秒 | 

とある喫茶店

目の前に、可愛い女の子が座っている

かき氷を食べている

色とりどりのフルーツが載った、可愛い、いちごミルク

やっと許された、わずか20分だけのデート

きっと、彼女のきまぐれ


でも、僕にはそれで十分・・なんて強がりだね


僕はすでに自分のかき氷を食べ終わっている

女の子の形のよいピンク色の唇に

赤い、いちごミルクを載せたスプーンが運ばれるたびに


僕の心はどきどきしてしまい


おもわず目をそらさずにいられない

まだ、彼女のいちごミルクは3分の1ほど残っている

でも、時間はあと2分ほどしか残っていない

神様、お願いします

もうすこしだけ


彼女のいちごミルクが溶けないようにしてください

そして

時の流れを

もうすこしだけ緩やかにしてください

そうしたら・・

少しくらい神様のこと

信じてあげても、いいかな

 


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