
スティーブン・アダムス
評定10段階中7
【スタッツ&成果】
63試合出場
10.9得点/試合
9.3リバウンド/試合
2.3アシスト/試合
1.1ブロック/試合
FG 59.2%
3P 33.3%
FT 58.2%
アダムスにとって今シーズンは、キャリアで初めてウェストブルックのいないシーズンでした。
元よりウェストブルックありきのプレイスタイルでサンダーに定着していたアダムスにとって今シーズンは手探り状態で開幕したようなもの。
スクリーンアウトだけしてもリバウンドを取りに来るウェストブルックはいませんし、ウェストブルックの1on1に合わせてスペースを極端に空けるということもありません。
ドノバンHCとコート上の監督ポールの指示に従いながらも、色々なことにチャレンジしたシーズンだったように思えました。
スタッツは軒並み減少していますが、ディフェンスリバウンドだけは1.4本上昇。
これはまさにスクリーンアウトした後、自身でリバウンドを取りに行くようになった、いわば自ら気づいて変わって点。
他にも昨シーズンと比較し出場時間が33.4分から26.7分に減少。
その理由は大きく2つあります。
1つはセンターというポジションの関係上、そしてプレイスタイルも相まって非常に接触が多く、それ故にシーズンが進むにつれてダメージの蓄積が疲労やケガに繋がり兼ねないので、チームによるタイムマネジメントがなされていたこと。
肩のあたりに残る電気ショックの吸盤の跡やぐるぐるに巻かれたテーピング、分厚いサポーター。
ルーズボールには届かなくても全力でダイブします。
毎試合120kgを超える巨体がコートに叩きつけられるわけです。
タイムマネジメントがあったことを考慮しても痛みを誤魔化してプレイしていたことは確かでしょう。
2つ目はロケッツほどではないにしろポール、シェイ、シュルーダーという3ガードによるスモールボールが戦術にあった為、ビッグマンのアダムスはその戦術から外れていたこと。
一方で、スモールボール体勢でないときは、元々両手でのフックショットの武器もありポストからの1on1を仕掛けて見たり、ファストブレイクやリングから離れた場面からのドライブをしてみたりと、様々な技にチャレンジしている姿勢が見受けられました。
また、シーズン中の唯一にしてキャリア初の成功となった3Pシュートはさすがに偶然でしょうが、セットされた状態でのシュートはプレシーズンゲームやシーディングゲームでも試験的ながらも打っており、シュートフォームも中々に綺麗にまとまっていました。
もしかしたら近い将来ピンポイント砲として技に加わる可能性もあります。
近年ビッグマンでも関係なく3Pを打ってくるNBAにおいて、必然的に徐々に近づいていくことになるでしょう。
またディフェンス面において、インサイドでは得意とするタフプレイとその身長で優秀なリムプロテクターとしての役割を果たしていましいたが、一度ペイントエリア外、更には3Pラインまで外に引き出されてしまうと途端にディフェンスができなくなり、チームとしてもそこが穴になってしまい兼ねないのです。
チームにまともなセンターがアダムス1人しかいない状況であり、尚且つチーム内での役割の変更、チャレンジの数々。
加えてシーズンが一旦中断されてしまうという特殊な環境がとどめ。
成績こそ落ちてしまいましたが、逆にNBAでこれまでに経験してきた常識が一変。
できるようになったことは多く、吸収したことも数え切れません。
アダムスにとっては体も頭もフル活用するシーズンとなりました。
評定10段階中7
【スタッツ&成果】
63試合出場
10.9得点/試合
9.3リバウンド/試合
2.3アシスト/試合
1.1ブロック/試合
FG 59.2%
3P 33.3%
FT 58.2%
アダムスにとって今シーズンは、キャリアで初めてウェストブルックのいないシーズンでした。
元よりウェストブルックありきのプレイスタイルでサンダーに定着していたアダムスにとって今シーズンは手探り状態で開幕したようなもの。
スクリーンアウトだけしてもリバウンドを取りに来るウェストブルックはいませんし、ウェストブルックの1on1に合わせてスペースを極端に空けるということもありません。
ドノバンHCとコート上の監督ポールの指示に従いながらも、色々なことにチャレンジしたシーズンだったように思えました。
スタッツは軒並み減少していますが、ディフェンスリバウンドだけは1.4本上昇。
これはまさにスクリーンアウトした後、自身でリバウンドを取りに行くようになった、いわば自ら気づいて変わって点。
他にも昨シーズンと比較し出場時間が33.4分から26.7分に減少。
その理由は大きく2つあります。
1つはセンターというポジションの関係上、そしてプレイスタイルも相まって非常に接触が多く、それ故にシーズンが進むにつれてダメージの蓄積が疲労やケガに繋がり兼ねないので、チームによるタイムマネジメントがなされていたこと。
肩のあたりに残る電気ショックの吸盤の跡やぐるぐるに巻かれたテーピング、分厚いサポーター。
ルーズボールには届かなくても全力でダイブします。
毎試合120kgを超える巨体がコートに叩きつけられるわけです。
タイムマネジメントがあったことを考慮しても痛みを誤魔化してプレイしていたことは確かでしょう。
2つ目はロケッツほどではないにしろポール、シェイ、シュルーダーという3ガードによるスモールボールが戦術にあった為、ビッグマンのアダムスはその戦術から外れていたこと。
一方で、スモールボール体勢でないときは、元々両手でのフックショットの武器もありポストからの1on1を仕掛けて見たり、ファストブレイクやリングから離れた場面からのドライブをしてみたりと、様々な技にチャレンジしている姿勢が見受けられました。
また、シーズン中の唯一にしてキャリア初の成功となった3Pシュートはさすがに偶然でしょうが、セットされた状態でのシュートはプレシーズンゲームやシーディングゲームでも試験的ながらも打っており、シュートフォームも中々に綺麗にまとまっていました。
もしかしたら近い将来ピンポイント砲として技に加わる可能性もあります。
近年ビッグマンでも関係なく3Pを打ってくるNBAにおいて、必然的に徐々に近づいていくことになるでしょう。
またディフェンス面において、インサイドでは得意とするタフプレイとその身長で優秀なリムプロテクターとしての役割を果たしていましいたが、一度ペイントエリア外、更には3Pラインまで外に引き出されてしまうと途端にディフェンスができなくなり、チームとしてもそこが穴になってしまい兼ねないのです。
チームにまともなセンターがアダムス1人しかいない状況であり、尚且つチーム内での役割の変更、チャレンジの数々。
加えてシーズンが一旦中断されてしまうという特殊な環境がとどめ。
成績こそ落ちてしまいましたが、逆にNBAでこれまでに経験してきた常識が一変。
できるようになったことは多く、吸収したことも数え切れません。
アダムスにとっては体も頭もフル活用するシーズンとなりました。
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