NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

新加入選手紹介

2012年11月01日 | Thunder 2012-13オフ
ハーデンとのトレードでサンダーにやってきた新加入となる、ケビン・マーティンとジェレミー・ラムを紹介したいと思います。

ケビン・マーティン

SG 身長201cm 体重84kg 29歳
2004年のドラフトで全体26位でキングスに指名された選手で、意外に思われる方もいるかもしれませんが、今シーズンでキャリア9年目となっています。
キャリア平均得点が18.4と高い数字を叩き出していますが、決して1年目からこのような高得点を記録していたわけではありません。
当時のキングスと言えば、最盛期は越えていたものの未だウェバーやビビー、ミラーと言った強力なメンツを揃えており、マーティンに出場の機会はほとんどなかったのでした。
そんな中、スタートを張っていたポンジ・ウェルズが怪我で欠場の際にプチブレイク。
平均得点を2.9から10.8と大幅に上昇させたマーティンはその年のプレーオフでブザービーターをきめてみせたんですね。
これで彼の存在を知った人は多いと思います。


これを機に、次シーズンから大ブレイク。
平均20得点オーバーを連続で記録し、キャリアハイは48得点。
2010年にトレードでロケッツへ移籍以降やや得点力は落ちましたが、未だリーグでは屈指の得点パターンを持っています。
いかんせんディフェンスの悪さ、またキャリアでたった6試合しかプレーオフに出場したことがないなど不運なシーズンを送ってきている為、オールスター経験はありません。

昨シーズンは怪我で平均17.1得点と精彩を欠いていますが、サンダーに移籍してきた今回ベンチからの起用が予想される為、充分な戦力となってくれるのではないでしょうかね。
身長が201cmとサンダーの台所事情でSFでの起用も検討したいのですが、いかんせん84kgという細身を考えると難しいのかもしれません。
ハーデン、クックとシューターが一気にいなくなったので、キャリア平均37.7%の3Pには期待しています。
ちなみに、サンダーでは背番号をロケッツ時代に着用していた12番からキングス時代に着用していた23番に戻していますね。
ま、ロケッツの23番は永久欠番なんですが・・・
なんか、サンダーの23番を見るとマレンズを思い出してしまうのはサンダーファンあるある。





ジェレミー・ラム

SG 身長196cm 体重82kg 20歳
今シーズンのドラフトで全体12位指名された選手。
カレッジ時代にはコネチカット大で優勝を経験し、その時には既にエースとして君臨していました。
また、U19世界選手権にもアメリカ代表に選出され、最終的にベスト5にもなっている、NBAに入る前から豪華な肩書を持っている選手となっています。

サマーリーグでは早速平均20.0得点を記録し、サマーリーグベスト5にも選ばれました。
なんでもこなせるプレースタイルながらカレッジ時代は高確率でシュートをきめていたのですが、サマーリーグでは3割を切ってしまい完全にカレッジとNBAの壁にぶつかってますね。
また、82kgという体重に恐ろしい程の撫肩で細身に拍車をかけている、典型的なNBAの体の当たりに苦労するタイプの選手です。
3Pに関してはそのうち慣れていくでしょうが、体重は自発的に重くしていきないと怪我に繋がるので、しっかりして欲しいところ。
見た目通りウィングスパンは211cmもあり、またボールカットへの嗅覚が鋭いのか、何気にスティールが上手かったりもします。

サンダーではセフォローシャ、マーティンに次ぐ3番手SGになることが予想されますが、いかんせんインサイドへのスライドで選手が落ちて行く為、出場時間は結構与えられると思いますね。
ちなみに背番号は11番を選択。
コネチカットでは3番をロケッツでは1番を選んでいましたから、それほど背番号に愛着はないものと思われます。
それにしても、寸前までヘイワードが着用していた番号を選ぶなんて・・・
サンダーファン的には複雑な心境です。






サンダーはデュラントと言いメイナーと言い細身低体重の選手が多すぎますね。
ハーデンは身長196cmながら体重は100kgあったんですよ。
それがマーティンとラムなんて・・・やっぱり怪我が一番心配です。




加えて

デアンドレ・リギンス

SG/SF 身長198cm 体重95kg 24歳
まあキャンプ要員として契約した時にちょこっと彼の説明をしましたが、晴れてロスターに残ることができたので改めて紹介します。
2011年つまり昨シーズンのドラフト全体53位でオーランド・マジックに加入したリギンスでしたが、ウィングの層が厚かったマジックではたった17試合にしか出場することができなかったのです。
そして2巡目指名という理由から1年でマジックに放出され、今オフのサンダーキャンプに参加していたというわけなのです。

名門であるケンタッキー大で3年間過ごしたという経験は持っていたのですが、いかんせんその経験を発揮する場面はなく、燻っていた選手でした。
実際サンダーのキャンプに参加すると、プレシーズンゲームではスタート2試合を含む5試合に出場し平均4.8得点4.2リバウンドを記録。
それほど良い成績には見えませんが、持ち味はどちらかというとオフェンス面ではなくディフェンス面で、もともとトニー・アレンに例えられていたように、素晴らしい攻守を見せてくれたんですね。
また、球離れもよくパスの視野も広く、こういったマルチな活躍が評価され、ロスター最後の1枠を勝ち取ったのす。
サンダーにホリス・トンプソンという彼とポジションの被る選手がいました。
しかも、保証無し契約ながらそれを結んだのはリギンスの遥か前、夏だったんですね。
こういった選手は得てしてロスターに残るものなのですが、彼はそのジンクスを打ち破ったのです。
それだけフロントに好評価だったのでしょうが、観戦している僕らにも一目で分かるくらい素晴らしい活躍をしていましたね。

とは言ってもです。
やっと勝ち残ったロスターにおいても結局はチームで言う最下位。
妥当に行けば、ほとんど試合をコートサイドからスーツで見守ることになってしまうのでしょう。
それが昨シーズンファイナルまで行っているサンダーならば尚更です。

リギンスがチームの為にどういった貢献ができるか、と言えばそれはディフェンスに他なりません。
もちろん、他のことが最低限のレベルでこなせる前提ですが。
サンダーにはまだまだウィングのディフェンダーが不足していますし、ちょうどよくデュラントの控えも空いています(PJ3がPFとして)
ディフェンスで力を見せられれば、チームでの居所を見つけられるかもしれませんね。






ダニエル・オートン

C 身長208cm 体重116kg 22歳
えっカットされたんじゃないの?と思われるでしょう。
どうやら呼び戻されたようですよ。元記事
どうやらウェイブされた後に、サンダーの提携チームであるタルサ・66ersと契約を結び、直後にコールアップされた模様。
僕の記憶ですとウェイブされた選手は1年経たないとウェイブしたチームとは契約出来ない、と理解していたのですが、一体どうなっているのでしょう?
そのルールはキャンプ契約には適用されないとか、そもそも66ersへ送っただけでウェイブしていなかったとか、まあ思うところはありますが、一応これで雀の涙程度にはインサイドを補強出来ました。

オートンは何の因果か、昨シーズンマジックに所属していたケンタッキー大学出身というリギンスとの共通点を持っておりまして、これはマジックを見返してやれとサンダーが彼らに与えたチャンスなのでしょうか。
ま、それもあるのかもしれませんが、彼と契約したのは他でもない、ハーデンとのトレードで薄くなってしまったインサイドの補強でした。
怪我をしやすいパーキンスが先発Cであり、その控えがサビートでは問題おおありですからね。
とは言ってもプレーシーズンではろくな活躍ができず、一度はウェイブされた選手ですよ。
先ほども言いました通り、雀の涙ほどの補強にしかなっていないことは確かです。
しかし、控えに選手がいるといないとでは大違いですから、そういった点では良かったのかなと。
また、彼はちょうどよくオクラホマ生まれとハイスクール時代は地元でスターだったんですよ。
集客の意味も多少込められているのかもしれません。

身長こそ208cmとCとしてはアンダーサイズですが、体重116kgは魅力。
なんか現在のサンダー事情を考えると普通に出番が回ってきそうなので、成長に期待したいものです。



とまあ、PJ3とサビートも新加入なのですが、以前紹介したので省きます。
さて、サンダーのロスターはこれで14名になりました。
まだインサイドに不安が残る為、補強するならまだ動いても何ら不思議ではありませんが、初戦まで後2日ですしこのまま行くことになりそうですね。


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