【23-24レギュラーシーズン総評】ジェイリン・ウィリアムズ

ジェイリン・ウィリアムズ

69試合出場
13.0分
4.0得点
3.4リバウンド
1.6アシスト
0.4スティール
0.4ブロック
FG 41.7%
3P 36.8％
FT 80.5%

通称J-Will。
ある意味、今シーズンのサンダーで最も必要不可欠な選手だったのかもしれません。
誰にでも分け隔てなく接し、尚且つ気さくな性格がとうとうチームに全体に広がり、究極のムードメーカーとして最高の雰囲気をチームにもたらしました。
もはやニック・ガロはチームメイトです。

そんなお調子者のJ-Willはコート上でも輝きます。
出場時間の兼ね合いでそこまで大きなロールはこなしませんが、貴重なビッグマンの控えとしてホルムグレンの穴を埋めます。
特に目を惹くのが、テイクチャージを引き出す上手さで、1試合平均0.28回。
これはベンチスタートながらリーグ5位の記録であり、36分換算の0.76回はリーグ1位です。

コート上ではインサイドで体を貼りディフェンスでもオフェンスでも潤滑油的な役割がメインではありますが、意外にも身軽に動くこともでき、ダブルクラッチにて空中でディフェンダーをかわしてのフィニッシュなどもありました。
また、3Pのレンジとノーマークにはできない現代のビッグマンとしては最低限のシュート力も兼ね備えており、そのシュートに救われた試合もあるほどです。

過小評価されている選手の多いサンダーにおいて、かなり上位にランクインする、それくらい成績以上にインパクトを残せたシーズンになったでしょう。