NBA Thunder Dancer

オクラホマシティ・サンダーを応援していくNBAブログです。

09年ドラフト再評価

2012年08月26日 | その他
さてNBAが完全オフにつき絶賛ネタ切れ中ですが、それを乗り越える為前回のコメント欄でたくさんの案を頂きました。いや~感謝感謝ですね。
で、今回はその中からBlair Davisさんの案である09年ドラフトについて記事にしたいと思います。
まあ、現在サンダーでもハーデンの契約延長が話題になっていますし、ほっとなところでもありますからね。
内容は以前にも08年でやったことのあるその年のドラフト組を今になって再評価してみようというものです。
そして、今回はタイトル通り09年のドラフト組を再評価ということでですね、前回同様ランキング形式でやっていきますよ。
前回は元記事があった為それに沿って訳していきましたが、今回は完全に僕のオリジナル。
その為多少なりとも僕の偏見が入ってしまっているかもしれませんが、そこのところはご了承くださいね。

※今回の順位(09年ドラフトでの順位)、成績はキャリア平均

1(1) ブレイク・グリフィン

21.7得点11.5リバウンド
最初のシーズンこそ怪我の為シーズンを棒に振ってしまいましたが、その後は新人王、オールスター出場とドラ1に恥じぬ活躍をみせています。
今オフもMAXで契約延長を果たしており、今後も記録だけでなく記憶に残る素晴らしいプレーを期待できるでしょう。
3年経った現在でも文句無しの1位です。




2(3) ジェームズ・ハーデン

12.7得点3.4リバウンド2.5アシスト
NBAデビューから毎年着実に成長しており、昨シーズンには6thマン賞を受賞。
所属するサンダーも毎年成績を伸ばし、今ではチームに欠かせない存在となっています。
契約延長が今後最大の焦点ですね。




3(4) タイリーク・エバンス

18.2得点4.9リバウンド5.3アシスト1.4スティール
最初のシーズンでロバートソン、マジック、レブロン以来となる新人で「20得点5リバウンド5アシスト」を記録するなど文句無しの新人王を獲得。
その後も個人としては素晴らしい成績を残しているのですが、いかんせんチームが低迷してしまっているのがマイナスポイント。
チームの成績次第では移籍もあるかもしれないポジションにいます。




4(7) ステフォン・カリー

17.5得点4.1リバウンド5.8アシスト1.7スティール
新人時代からそのずば抜けた才能を活かし、観る者を虜にしてきました。
2010年には世界選手権でチームUSAの一員となり金メダルを獲得しています。
現在は怪我が気になるところですが、将来に期待のできる選手です。




5(10) ブランドン・ジェニングス

16.8得点3.5リバウンド3.5リバウンド5.4アシスト1.4スティール
ルーキーの時に55得点を記録したのが記憶に新しいところですが、その後はそこまでインパクトの残ることはしていません。
彼自身は安定して得点力を披露しているのですが、いかんせんFGは40%を割っており、チームはいまだに低迷を続け、役割の被るエリスがチームメイトにいるのも今後に対しての不安点となっています。
早くも正念場のシーズンになりそうですね。




6(ドラフト外) ウェズリー・マシューズ

12.9得点2.9リバウンド
ドラフト外ながらルーキーシーズンからジャズのスタートとして出場。
その期待に応えるべく堂々としたプレーで、ジャズも2ndラウンドまで進みました。
その後ブレイザーズに移籍しても得点で貢献し今に至ります。
デビュー後、欠場無しもプラスポイントですね。




7(18) タイ・ローソン

12.0得点2.7リバウンド4.8アシスト
高速のドライブと安定した外角のシュートで今ではナゲッツでスタートを張っている選手ですね。
ルーキーの時からチームがプレーオフに毎年出場していて恵まれている部分もあるのですが、彼自身もその大舞台で立派な活躍をするまでに成長していますし、オールスターも近いと思います。




8(9) デマー・デローザン

14.1得点3.4リバウンド
もともと身体能力がずば抜けており、それを活かしたプレーが売りとなっている選手。
もちろん身体能力だけではなくきちんとした技術を持ち合わせているのですが、いかんせん所属しているチームがチームだけに過小評価されていると思っています。
チームがプレーオフにでも出場すれば、日の目を見るのではないでしょうか。




9(21) ダレン・コリソン

12.1得点5.2アシスト
昨シーズンはスタートPGとしてペイサーズの大躍進に貢献しましたね。
もともとドラフトでは"ボールハンドリングに難がある"と言われていたのですが、所属先のチームがリーグNo.1PGのいたCP3と同じチームで、しかもそのCP3が怪我をしてしまうという彼からしたら願ってもないチャンスを掴み、素晴らしい運からここまで成長しました。
今シーズンからは新チームとなるマブスで更なる成長をみせてくれるでしょう。




10(17) ジュルー・ホリデー
11.9得点3.3リバウンド5.0アシスト1.4スティール
ルーキーシーズンの途中から76ersでスタートになるとそこからは毎シーズンチームと共に成長しています。
しかもプレーオフではシーズンの成績を上回るという頼れる選手となっている為、イグドラもいなくなったことですし今シーズンから76ersを引っ張っていってくれると思いますよ。




11(19) ジェフ・ティーグ

6.9得点2.8アシスト
最初2シーズンはベンチスタートだったこともあり成績もそこまで揮わなかったのですが、昨シーズンはスタートに抜擢され成績も倍以上伸ばしています。
1stラウンドで敗退してしまってはいるものの、個人としては堂々の成績を残しており期待の成長株。
ジョー・ジョンソンのいなくなったホークスにおいて今シーズンどんな活躍をしてくれるか楽しみなところ。




12(43) マーカス・ソーントン

14.9得点3.3リバウンド
コリソンと共に新人時代から主力の怪我があり多くの出場時間を獲得。
得点面に関してはもともと能力があったこともありそのチャンスを見事に活かしたんですね。
キングスに移籍して以降も相変わらずの得点能力で活躍しています。
2巡目でこの成績は立派。




13(5) リッキー・ルビオ

10.6得点8.2アシスト2.2スティール
指名されたのは09年ですが、NBAデビューしたのは昨シーズンでした。
「スペインの神童」と言われている中、デビューを2年遅らせた為実力に疑問が持たれ始めてのNBAデビューだったんですよ。
しかし、蓋を開けてみたらこの通り、スペインの神童の名に恥じない魅力あるプレースタイルで見事NBAにフィットしてみせました。
膝の怪我が気になるところ。




14(13) タイラー・ハンズブロー

9.9得点4.8リバウンド
ペイサーズに指名されて以降、実力は確かなのですがいかんせんスタートに格上の選手がいる為多くの出場時間をもらえずにいます。
しかし、大学時代からのエネルギッシュなプレーでチームにパワーを与え、ベンチからではありますがチームに欠かせない存在となっています。
下手したら今シーズン、ウェストを食ってスタートに上がるかもしれません。




15(26) タージ・ギブソン

7.9得点6.2リバウンド
NBA最初のシーズンはルーキーながらブルズでスタートを張り、申し分ない活躍をみせてくれました。
2年目以降はブーザーが移籍してきたことによりベンチとなってしまいましたが、与えられた時間内でしっかりと貢献しています。
プレーオフでもしっかりとした成績を残せている点は評価が高いですね。




16(39) ジョナス・ジェレブコ

9.0得点5.5リバウンド
ドラフトでは2巡目指名ながら新人時代からピストンズでスタートを張っていた謎のスウェーデン人。
2年目は怪我でシーズンを棒に振り、更に所属しているチームが低迷しているピストンズだからということもあり知名度は低いですが、非常に貢献度の高い選手となっています。
しかし、今シーズンはドラモンド加入でベンチスタートになりそう。




17(37) デュワン・ブレア

8.5得点6.4リバウンド
本来1巡目指名が予想されていたんですけどね、怪我の為2巡目まで順位が落ちてしまったんです。
しかし、持ち前の体の強さ&器用さ、そして指名されたのがスパーズだったこともあり、1年目から活躍します。
現在トレードが噂されていますが、さてどうなることやら。




18(46) ダニエル・グリーン

7.3得点2.8リバウンド
ルーキーシーズンは出場機会がろくに与えられず、しかも所属チームがポジションの被っているレブロンのいたキャブスだった為存在時代が知られていませんでした。
しかしスパーズ移籍で出場機会が増えると、昨シーズンはスタートでプレーしチームもカンファレンスファイナルまで進出。
個人・チーム共に充実したシーズンが待っているでしょう。




19(25) ロドリーグ・ボボワ

8.1得点2.1リバウンド2.1アシスト
ルーキーシーズンに40得点を記録するなど、得点能力に関しては秘めたるものを持っています。
しかし、所属しているチームが強豪のマブスであり、加えて彼自身も怪我があったのでいまいちブレイクしきれずにいます。
テリー&キッドの抜けた今シーズンがチャンスですね。




20(41) ジョディ・ミークス

8.1得点2.2リバウンド
2巡目指名選手ながら76ersのチームバスケットに見事フィットし、自らの役割を見つけ出しました。
フリースローの成功率は高いのにFGの確率が低いことからシュートセレクションが悪いことが分かりますが、レイカーズ移籍の決まった今改善が必要となってくるでしょう。




21(12) ジェラルド・ヘンダーソン

9.6得点2.9リバウンド
得点能力はあると思うのですが、いかんせん所属しているのがボブキャッツですから、井の中の蛙感は否めませんね。
SGながら3Pの成功率は2割、ミスも多く改善点も多い選手です。
ボブキャッツを勝たせることができれば本物になることでしょう。




22(44) チェイス・バティンジャー

9.4得点3.4リバウンド
とにかく精度の高いジャンパーと身体能力の高さでロケッツのベンチから起爆剤となっていました。
ややディフェンスに難がありますが、ベンチからならば充分すぎる戦力になってくれます。
ウルブズ移籍となった今シーズンも2巡目指名とは思えない活躍をみせてくれると思います。




23(29) トニー・ダグラス

9.0得点2.4リバウンド2.5アシスト
ややセルフィッシュ感の漂うPGですが、ルーキーシーズンから出場時間は与えられていました。
PGの割にアシストが少なく、ミスも多いという致命的な部分が多々あるので、ロケッツ移籍の決まった今改めて自分のプレーを振り返る必要があるでしょう。



24(23) オムリ・カスピ

8.7得点4.2リバウンド
NBA史上初のイスラエル人プレイヤーとなったのですが、ドラフトの前情報とは裏腹にずいぶん活躍していますね。
指名されたのがキングスだったこともありますが、安定したシュート力は彼の武器です。
キャブス移籍後やや成績を落としていて、今シーズン奮起が必要でしょう。




25(8) ジョーダン・ヒル

5.3得点4.2リバウンド
8位という上位指名ながらルーキーシーズンからその期待に応えられずに、3年目で既に3チームを渡り歩いています。
しかし、指名順のことを忘れれば非常に良いリバウンダーとなっており、短時間での貢献度はかなり高いです。
実は昨シーズン出場したプレーオフが一番出場時間をもらったという事実があり、HCにも徐々に信頼され始めていると思います。




26(11) テレンス・ウィリアムズ

7.6得点3.9リバウンド2.5アシスト
彼も所属していたチームがネッツ、ロケッツ、キングスと落ち込んでいるチームだった為、いかんせん実力は2割引な部分があります。
それでも11位指名という順位には見合ってないものの、地味な貢献は評価できますね。




27(36) サム・ヤング

5.2得点3.3リバウンド
ルーキーシーズンから2年はグリズリーズの全員バスケットに必須な選手となっていたのですが、昨シーズンからやや干され始め出場時間も減少。
シーズン途中にはとうとう76ersへトレードされてしまったんですね。
プレーオフの経験もある為、是非また76ersの全員バスケットの一員になりたいものです。




28(24) バイロン・マレンズ

7.1得点4.0リバウンド
最初のシーズンはサンダーでガベージタイムのみの出場に留まっていたのですが、ボブキャッツへ移籍後はローテーション入りへ。
豪快なダンク、徐々に安定し始めているミドルジャンパーと成長は続いています。
やはり現在のNBAでは貴重な7フッターですので、今後も重宝されていくと思いますね。




29(16) ジェームズ・ジョンソン

6.6得点3.4リバウンド
最初に所属したのがブルズでほとんど出場時間は与えられず。
しかし、ラプターズに移籍すると身体能力の高さとディフェンスで開花。
出場時間が倍以上増えたんですね。
キングスでも同じくらいの活躍が期待されていることでしょう。




30(33) ダンテ・カニンガム

5.2得点3.3リバウンド
ルーキーシーズンからずっと地味に、しかし確実に貢献をしてきました。
短時間で効率良く働いてくれるので、チームに1人欲しい人材です。
昨シーズンにはブザービーターレイアップを沈めています。



ということで、以上30名でした。
一応その他どんな選手がいたのかも紹介しておきますね。
6.ジョニー・フリン
14.アール・クラーク
15.オースティン・デイ
20.エリック・メイナー
27.デマーレ・キャロル
28.ウェイン・エリントン
30.クリスチャン・アイエンガ
31.ジェフ・ペンダーグラフ
38.ジョン・ブロックマン
40.デリック・ブラウン
52.AJ・プライス
55.パトリック・ミルズ
58.レスター・ハドソン
という面々ですね。

今改めて見てみると優秀なPGが多くいるドラフトでした。
ま、30位以内にランクインできなかった選手達にはそれなりの理由があるわけで、逆にランクインした選手にもその理由があるわけです。
とりあえず今回は僕が勝手に決めた為、プレーオフ経験があるかどうかに重点を置いてみました。
もちろんそれだけではありませんが。

ということでやってみましたが、まず評価以前に「この選手ってこの年にドラフトされたんだ」という発見&驚きがありましたね。
その他毎年ながら、下位指名&ドラフト外で頑張っている選手、逆に上位指名ながらその順位相当の活躍が残せていない選手が分かりました。
うん、10年後にもう一度やってみたいものです。


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8 コメント

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Unknown (レディック)
2012-08-26 14:47:36
ルビオは怪我が惜しまれますね、ホントに。個人的にはジョン・ブロックマンがキングスにいた時に短い時間の中で効率よくリバウンドをとっていたので印象に残っています。

ところで、テレンス・ウィリアムズはキャッツではなくて、ネッツですよね?
Unknown (檸檬)
2012-08-26 21:23:24
フリンは6位ではなかったでしょうか。
しかし2位でありながら触れられないサビートの外れっぷりが凄まじいですな。
レディックさん (kdu)
2012-08-27 04:08:56
確かにルビオはNBA順応が早かったので、怪我が悔やまれるところです。
怪我がなければ新人王も狙えたかもしれませんからね。
また、ブロックマンですが、実は僕も珍しい名字の選手だなと思いルーキー時代に注目していました。
名前とは裏腹にブロックを量産する選手ではないものの、2巡目指名選手ながら1年目から出場時間が与えられハッスルプレーをしていたのは印象的ですよね。

仰る通りテレンス・ウィリアムズはネッツでした。
すいません、訂正しておきます(汗)
檸檬さん (kdu)
2012-08-27 04:14:25
フリンは6位指名でしたね、ホントミスばかりですいません(汗)

サビートはもう仕方ないです、NBAからフェードアウトしてしまいましたから。
えっ、まだNBAにいるって!?
サビートを引き取るもの好きなチームもいたものですね、GMの顔が見てみたいものですよ。
Unknown (トガイソーjr.)
2012-08-27 12:09:44
サビートのやり取りに爆笑でしたww
個人的にはタージとデローザンは環境次第でもっといい仕事ができると信じます
特にタージはブーザーよりry
Unknown (ゆ~すけ)
2012-08-27 19:43:47
やっぱこの年はフリンが可哀想というか…なぜ取った?と思いますねぇ。

ヒルはたらいまわしのお陰うちに…ありがたやありがたや><
トガイソーjr.さん (kdu)
2012-08-28 00:35:47
それだけサビートに期待していないという風に捉えておいて下さいw

確かにデローザン、ギブソンは良い選手でですよね。
デローザンはチームが変わり、ギブソンは仰る通りブーザーを食えれば更に成長できると思います。
ゆ~すけさん (kdu)
2012-08-28 00:41:23
フリンはルーキー時代が一番成績が良かったんですよ。
それが今となってはジャーニーマンと化し、出場機会さえも減っている状況となっているんですよね。
この年のドラフトはPGが優秀な為か、やはり"なぜ取った?"と思われても仕方ない部分ではあります。

ヒルは本当に良い選手です。
正直、今オフに獲得したジェイミソンよりも活躍するのではないでしょうかね?
何気にハワードが欠場しても大崩れしない安定感をレイカーズに与えていると思います。

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