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【23-24レギュラーシーズン総評】シェイ・ギルジャス=アレキサンダー

2024年05月24日 | 2023-24 シーズン
シェイ・ギルジャス=アレキサンダー(SGA)

75試合出場
34.0分
30.1得点(リーグ3位)
5.5リバウンド
6.2アシスト(リーグ20位)
2.0スティール(リーグ2位)
0.9ブロック
FG 53.5%
3P 35.3%
FT 87.4% (リーグ18位)


最古参となる、サンダーに加入し5年目にて、キャリア最高のレギュラーシーズンを過ごしました。

■オールNBA1stチーム選出
■オールスターに先発で出場
■オールNBA1stチーム選出
■MVP投票2位
■チームがカンファレンス1位

他にも細かいスタッツに多々名を連ねております。
MIP投票12位、クラッチ・オブ・サ・イヤー投票3位、ディフェンシブ・オブ・ザ・イヤー7位。

チームの顔からリーグの顔にまで成長した今シーズン、プレイ面での頼もしさが格段に伸びました。
特に、試合終盤でのいわゆる”クラッチタイム”、試合の勝敗に直結する場面での得点力に長けており、今シーズン総合計112得点、FG58%を記録しました。
この総得点はリーグ7番目の記録です。
おかげで、サンダーは何度も逆転劇を演じてきました。

もはや芸術の域にまで洗練された多彩な技を持ち合わせており、その中でも得意としているミドルジャンパーを今シーズンは極めました。
特に本領発揮する場面が、”スティック”と呼ばれる状態です。
これはドリブルが終わり、プレイヤーはパスかシュートの選択をしなければならない状態を指します。
本来この状態はドリブルで移動ができず激しいディフェンスを受けないようにする為、パスにしろシュートにしろボールを放すのが鉄則です。
しかしSGAの場合、スティック後でも華麗なステップとボディコンタクト、フェイクを駆使してディフェンスに取り囲まれようとスペースを作り得点に繋げてしまいます。
このバリエーションが無限に存在しており、それ故ステップ踏んでいる様を”ダンシング”と例えられるほどでした。
シュートファールを引き出すことが上手く、記録したフリースロー567本はリーグ1位となっています。

今シーズンは、ディフェンス面での成長も目を見張るものがありました。
結果的にレギュラーシーズン最終試合で2位に落ちてしまいましたが、シーズン中はほとんどを1位で過ごした、スティール。
長い腕と俊敏性、そしてボールへの嗅覚が優れており、特に対人ディフェンスで本領を発揮しました。
ディフレクションというスタッツがあります。
これはスティールにならずとも、ボールを手で弾いてパスの軌道を変えることを意味します。
SGAはこれが1試合平均3.5回であり、リーグ3位の記録です。
また、3Pへのコンテスト(シュートチェック)数3.3回もリーグ5位を記録しております。
つまり、マークマンを好きにさせずとにかく手を出しまくっていたということです。


今夏には26歳になるSGAは若いと言われているサンダーにおいて、申し分のないリーダーであり、必要不可欠な選手です。
またシーズン中にパパにもなっており、公私ともにより責任感を背負う立場にもなりました。
カンファレンス1位をサプライズと言われた今シーズンと違い、来シーズンは同じ成績を残してさえいても期待外れと言われてしまいかねません。

シーズンMVPと優勝を目標に、来シーズンの躍進に期待します。


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