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【23-24レギュラーシーズン総評】ケイソン・ウォレス

2024年05月21日 | 2023-24 シーズン
ケイソン・ウォレス

82試合出場
20.6分
6.8得点
2.3リバウンド
1.5アシスト
0.9スティール
0.5ブロック
FG 49.1%
3P 41.9%(リーグ13位)
FT 78.4%


チーム最年少の20歳。
ルーキーながらレギュラーシーズン82試合にフル出場。
23-24シーズンのオールルーキー2ndチームに選出
スタッツこそ平凡なものに落ちついておりますが、前評判通りディフェンスにてサンダーのカンファレンス首位獲得に大きく貢献しました。
対人ディフェンスはもちろん、スイッチやヘルプディフェンスにも幅広く対応し、時には自身より10cm以上も身長高い相手にもフィジカル負けすることなく守り切っていました。
そのディフェンス力が高く評価され、試合の終盤にはギディに代わってコートに立つことが多く、また先発で欠員が出た場合は大体ウォレスが先発に抜擢されていました。

オフェンス面、本当は自ら攻め込んでもっと得点を取ることができるのでしょう。
しかし、リーグでも優秀なバックコートを有するサンダーにおいて、無理に攻め込むことはせず、スポットアップシューターに徹して活躍。
3Pは1試合平均2.9本の試投数にも関わらず、リーグで13番目となる高確率を記録しました。
ミドルジャンパーも得意としており、非常に穴のない選手だと言えるでしょう。

とにかく感情を表に出さない・出せない性格であり、ハイライトに載るようなプレイを決めたあとでも吠えることなく、大きくジェスチャーをすることなく、手首だけで行う小さなセレブレーションのみで、平然と真顔でコートに立ち続けます。
ノーマークのファストブレイクの際、大きく振りかぶったり少し捻ってみたりせず、派手さ皆無のダンクで終えるか、レイアップの方が効率良いときはそちらを選択します。
ラスのエビ反りに目の肥えているサンダーファンにとっては物足りないです
本当に名門であり強豪のケンタッキー大学に所属していたのか疑問に思うほどのポーカーフェイサーです。

自身の本来のプレイスタイルをかなり抑えてのシーズンだったのでしょう、弱点という弱点が見当たりませんでした。
強いて言うならば笑顔が少ないことでしょうか。
ルーキーシーズンであり、今シーズンのサンダーにおいて一番の若手ながら、早くもリーグ有数な3&D選手の片鱗を見せています。
来シーズンは更に出場時間が増えチーム内での役割が増えることでしょう。
笑顔の多いシーズンになることを期待しています。


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