2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 三國一朗著『戦中用語集』(岩波新書)

2009-08-05 00:03:54 | 読書
「大本営」「転進」「八紘一宇」「千人針」「学童疎開」「引揚げ」など、昭和10年代を中心とする激動期の80余りのキイワードを選び、その意味や印象的なエピソードを語りつつ、当時の世相を甦らせる。自ら旧満州、樺太で軍隊経験をもち、戦後は放送を通して昭和史発掘を続けてきた著者が、世代を超えた戦争体験の共有のために書き下ろした書。(ブックカバーの裏とじより。)

8月だから本書を手に取ったというわけではなく、たまたま昨日ジュンク堂書店に行ったから買った。

戦争関連の書物を読むたびに、何百万、何千万人の命を奪った戦争は絶対に繰り返してはいけないと思う。それだけに、北朝鮮の脅威を理由として軍備拡大を主張する政治家を見るたびに、人の命をどのように考えているのかと質問したくなる。また、拉致被害者のことは考えていないのだろう。
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