おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

そうだ奈良へ行こう!

2019-05-22 18:22:31 | 旅行
昨夜のお天気予報で「今日は晴れる」と
言っておりましたので、
ちょっと早めに起きて、
奈良へ行ってきました。
これって言うほどの用事はなかったんですが、
憧れの前田政晴先生の版画展が
近鉄百貨奈良店で今日から開催と聞いていたのに併せ、
ずーっと前から観に行きたかった”入江泰吉記念 奈良市美術館”を
訪ねてきました。
私の町から奈良まで
関西の私鉄が共同で1日フリーパスを発行しています。

これを利用するとバスも乗り放題で
尚且つ通常運賃の半額になるもの。
まだ一度も利用したことがなかったので
今回使ってみました。(新しものは大好き)
JRを利用するよりも
20分ほど余分に時間はかかりますが、
この程度なら許容範囲です。
2時間30分で近鉄奈良駅に到着します
(新幹線なら東京ー大阪の所要時間)
近鉄奈良駅前から市内循環バスで、
入江泰吉記念奈良市写真美術館を目指したのですが、
外人多い!!!!!!!!!
満員でバス乗れません!!!!!(汗)
2台目のバスになんとか乗れました。
大変です。
東大寺や春日大社周辺は外人と修学旅行の観光客だらけ、
見たところ鹿よりも人間の方が多良いんとちゃうか⁈
と言う感じです。
東大寺と春日大社で外人は全員おりますので、
バスはガラガラになります。
そして、一歩外れると簡素な住宅街になります。
その中に写真美術館はありました。


半地下になっているのと古代風の瓦吹きの設計なため、
目立たずに周辺に上手く溶け込んでおります。
感心しました。近くには新薬師寺もあり
その辺のことも考慮された設計なのでしょうね。
素晴らしい配慮・気配り、さすが奈良人だと
入る前から感心してしまいました。
特別展ではなかったので、
入江泰吉の作品はそれほど多くはありませんでしたし、
有名な写真も展示されておりませんでしたが、
街角にある社など普段着の奈良を
さりげなく撮った写真が
結構素敵でした。
こういうさりげない撮り方も
いいなーと感心してしまいました。
近鉄奈良駅に戻り大和西大寺へ移動し、
今日1番の目的である前田政晴先生の
版画展を観てきました。

作品を観ている間に先生も戻られてきまして、
ご挨拶と色々版画談義で楽しいひと時を過ごしました。
帰りの車中の中で電車に揺られながら、
これまで祭りや風景を撮りに遠隔地まで出かけておりましたが、
そんなに遠くまで出かけなくても
入江泰吉のように、
私にも地元に撮るべき素敵な風景があると気づきました。
これからは地元の風景、
祭りなどを優先して撮っていこうと思っております。
版画の方は、まだまだ下手くそなです。
そのため人の倍以上の数の作品を作って
それでなんとか一つくらいは
観れるものがあるかなと行った感じです。
先生からは、自分の思ったものを
作っていけばいいんだ。
誰々の真似などする必要はない
と言われました。
心強ゆくして、まだまだ彫り続けます。



模鉄を撮ってみる

2019-05-20 09:23:39 | 写真
最近ちょっとハマって、鉄道写真を撮っている。

その延長戦で中井精也さんの鉄道模型写真→”テツ模写”という本が図書館にあったので
借りてきたて真似事をしてみた。






当然鉄道のジオラマは全くの素人なため、この本に掲載されているハイレベルな
写真は撮れないが、
雨や曇りの日で撮影に出かけられない時のガス抜きにはなる。(笑)
鉄道を撮るという単純なことでも、こういう世界もあるということ。
何事も突き詰めると奥が深いということだね。


版画会の巨星墜つ

2019-05-20 09:07:54 | 版画
関西版画会の巨星であった黒崎彰先生が
5月14日に亡くなったとの知らせがあった。
享年82歳。
私が木版画を始めた際に縁あって指導していただいた方が、
黒崎先生の最後の弟子で、
その系列で言えば私は孫弟子にあたる。
色々版画に関する著書も多く、
今の私の版画スタイルも大きな影響を受けている。

お目にかかる機会はなかったが、
憧れでもあった。
ご冥福をお祈りする。

外人が撮った写真は超刺激的だ!!

2019-05-19 19:06:26 | 写真
今年も恒例の2019年度の国際サロン写真展の巡回展が
近くにやってきたので、
ドライブがてらに観に言ってきた。

今回はインド、ベトナムの作品に結構いいものがあった。
日本人が撮った写真と海外の写真と
どっちが優れているかという比較はちょと横に置いといて、
日本に比べ文化が違うので、
撮った写真の視点・感性が違っていて
どの写真も、お!こう撮るか!ほーそうくるか!と
思わせる作品が多い。
マンネリ化している私には、
海外の写真を見るのは刺激があって楽しい。
うまく撮ろうとかテクニック云々よりも
ある種の熱波というか情熱というか
真正面から被写体と対峙するという
写真の基本を思い出させてくれた写真展でした。


2019年歴史講座が始まった

2019-05-18 19:04:18 | 教養講座
かれこれ3ー4年前に受講したことのある市民歴史講座。
今年は久しぶりに受講することに決め、
本日が第1回目の講座が始まった。

講師は帝塚山大学教授の西山厚先生。
前回同様に”うましうるわし奈良”に関する話で、
「2019 信仰と美術 そして人」をテーマに
全10回を1年間聴講するもの。
ちょうど令和でブームになっている万葉時代の話。
第1回目は聖武天皇の夢と出して、
大仏さん開眼と聖武天皇の発願との関係。
当時の時代背景含めたお話をたっぷり2時間半拝聴した。
(自分なりには時間があと30分ほど足りない気がしている)
理由は先生が用意されていたスライドを
時間の関係で結構パスされたので。
それでも内容は濃く、
寝る暇もなく集中して聴けた。
聖武天皇と華厳経との関係は
なかなか興味深いものがあった。
次回が楽しみである。
ちなみに前回の講座の時に
発行されたばかりの先生の著書を買って読んだが、
なかなか読み応えがあってよかった。