おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

今日の本はアルコール抜きでないと理解できません

2019-05-28 23:58:21 | 読書
あははー、どうも。
風呂上がりの読書はちょっと、
アルコールがあると
気持ちよくスムースに本が読めるのですが、
今夜読んでるこの手の本は
それでなくても理解しにくい話が
アルコールが入るとさっぱり頭に入らなくなって
ページが進みません。
ということで、

今夜はこの組み合わせで読んでます。(笑)



紙漉きに挑戦した

2019-05-28 18:25:47 | 版画
銅版画などは洋紙を使ったりしますが、
木版画は基本的に和紙を使う人が多いです。
私も初めはいろいろな紙を試しておりましたが、
今は某和紙を使っています。
紙によってにじみや線が太くなったり色々と
作品の仕上がりが変わってきます。
そんな関係でもっと和紙のことを知りたいし、
一度紙漉きを体験したいと思っていた。

今回、ネットで検索したら紅葉で有名な
丹波にある高源寺へ行く途中にある
杉原紙研究所で紙漉き体験ができると
書いてあったので、
思い立って予約して夫婦で体験してきた。






杉原谷で紙漉きが始まったのは
7世紀頃からのことだそうです。
詳細は、下記を参照ください。


楮は2−3mほどの背の高さのものを
下30cmを残して斜めに切り取ります。
翌年にはまたそこから元の高さまで伸びるそうで、
毎年このようにして楮を刈り取りするそうです。
でもそこから紙にするまでの手順は
水にさらしたり、
ものすごい作業の繰り返しで
昔の人には頭が下がります。


平安時代には藤原摂関家の荘園だった関係もあり、
ここで漉かれた紙は高級品として
都で扱われていたそうです。
杉原といえば高級和紙の代名詞だったとか。
しかし大正時代に洋紙に圧倒されて
一時途絶えましたが
苦労の末、
昭和47年に復活させたとのことです。




楮100%の色白の和紙です。
体験と合わせて2−3種を買ってきました。
私の版画との相性を試してみます。
なお体験に要する時間は20分ほどで、
乾燥に1時間ほどかかります。
その間に、隣の資料館などを
見学すればいいと思います。