おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

日本の写真家40人もついにラスト

2019-02-15 18:26:13 | 写真
あるきっかけで、図書館から6冊ずつ借りてきておりました日本の写真家シリーズもついに最後となりました。
熊谷元一の新1年生を撮った写真は懐かしいです。
はるか遠くにある記憶を思い出させます。
これは先生でないと撮れない写真です。
生徒一人一人を愛情を持って見ている写真です。

岡山在住で医者(?)であった緑川の写真からは植田正治と同じような匂いがします。
彼は自分の写真のスタイルを引き算の写真と言ったとか。
わかるような気がします。

奈良原一高の写真は現在でもその斬新さが半端ではないです。
すごいとしか言いようがありません。
この感性は逆立ちしても真似できません。

影山の戦前から戦中、戦後のかけての家族写真は昭和の日本が見えてきます。
是非今の時代だらかこそ、このような写真展をして欲しいです。

渡辺の建築写真はこの角度しかないと言った余分のなものを剥ぎ取ったシャープさがはっきり出ている写真です。

石本の写真はアメリカ生まれの人でしか撮れない写真です。



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