おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

昨夜の読書「近世大名家臣団の社会構造」「損する顔 得する顔」

2018-12-11 14:10:36 | 読書
昨日は、版画仲間が私の工房を訪ねてきて、版画談義と技法の勉強会を行いました。
人それぞれにやり方が違っており見ると聞くとでは大違いで、楽しいひと時を過ごしました。
夕食後の読書で磯田先生の処女作(本来ならば)を完読しました。
学術研究書だったためそのあとに書いた武士の家計簿が先に発刊されたそうですが、この本とセットで読んでほしいとのことです。
足軽は武士か?
武士といわれる範疇はどこまでか?
馬に乗れるものだけが武士?
では、侍と武士の違いは何か?
武士の婚姻はどうのようになっているのか、など岡山藩に60年にわたって記録されていた資料から婚姻関係と各地方(50数カ所)を訪ね、残されていた古文書を読み解き、その地方ごとの藩体制における武士の区分を調べた学術的に貴重な本です。
磯田先生が言うように、武士の世界をマクロから見たこの本とミクロから見た武士の生活。
セットで読むことで武士の世界がよりわかると思います。
ものすごい力作ですが磯田先生の文章は読みやすいです。
2冊目は、顔の話です。
丸顔はなぜ得するのか?美女と美男にはなぜモテるのかの話です。
欧米人はサングラスで目を隠しても口元は隠さないけど、日本人はマスクで口元を隠しても目は隠さない。
この違いは何でどこからきたものか、中東圏の女性は日本人と同じで目は隠さないからこの習慣はアジアの習慣なのか?など大変面白かったです。






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