おやじのパイプ

壁に飾ったシベリア抑留中に作ったと自慢していた亡父のパイプを眺めながら写真と木版画の海を漂っている。

昨夜の読書「白い夏の墓標」は久しぶりに夢中で読んだ

2019-04-08 20:48:08 | 写真
図書館から借りてきていて写真展が忙しかったので積読になっていた肝炎の本。

前々からすごく気になっていた本です。
肝炎に関する話はちょっとだけでしたが、
そこが一番読みたかったところです。
概略は、ご存知のごとく肝炎にはA型とB型がある。
厄介なB型はさらに複雑で亜型が4つある。
そのうち日本人はrとwの2種類がある。
さらにこの2つの型に地域性(偏り)がある。
九州から東北にかけてr型はだんだんと減っていく。
ただし沖縄ではr型は稀である。
中国・韓国はr型が100%。
フイリッピン・インドネシア・台湾はwが100%であった。
このことより人類が日本列島へどのように移動してきたかが、
わかってくるという話です。
興味があればぜひお読みいただきたい。
壮大なロマンがこの話から読み取れました。
この部分はこの本のストーリとしては枝葉末節なのだけれど、
私はこの枝葉部分が読みたかったのです。

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