先輩たちのたたかい

東部労組大久保製壜支部出身
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中国ホンダのストライキ労働者の交渉代表団から6月3日付公開書簡

2010年06月04日 00時26分09秒 | たたかい
中国総工会(労働組合)の暴力的スト弾圧

中国ホンダのストライキ労働者の交渉代表団から
すべての労働者と社会各層にあてた公開書簡

当工場の労働者は6月1日夜から一定の条件のもとで仕事に復帰しました。今回の職場復帰は全国人民代表および広州汽車集団株式有限公司の副董事長〔副会長〕兼総経理〔社長〕の曽慶洪氏の調停のもとで行われました。私たちは一時的に3日間の職場復帰を行いました。会社側が三日以内に納得のいく回答を行わなければ、私たちはストライキを継続することになるでしょう。

曽慶洪氏を証人として、その場にいた労働者は16名の代表を選出し、その後、最初の会議を行いました。上部労組の代表もオブザーバーとして参加しました。私たちは労働組合による暴力事件についての釈明を要求するとともに、すべての労働者と実習生の基本給を800元引き上げること、賃金体系と昇進制度の改善、労働組合の改編などを含む多項目にわたる基本要求を改めて申し入れました。私たちのもう一つの要求は、ストライキに参加した労働者を解雇するなというものでしたが、それについては6月1日の朝、当工場の山田一穂・総経理〔社長〕から約束を取り付けています。労働者は6月1日の夜から職場復帰をはじめ、 6月2日には交渉代表が曽慶洪氏と連絡をとり、6月3日の午後2時に職場復帰後最初の会議を行う約束をしました。

私たちはすべての同僚に呼びかけます。

当工場の労働者は高度の団結を維持し、会社による分断を回避しなければなりません。現在、労働者の内部に異なる考えがあることは避けがたいということを私たちは理解しています。しかし私たちは各々の労働者が交渉代表に対して積極的に意見を表明することを希望します。現在、すべての部署に交渉代表がいるわけではありません。しかし交渉代表はすべての労働者の意見を重視しています。積極的に交渉にかかわりたい現場の仲間がいるのであれば、同僚の推薦の上で、交渉団に参加することができます。交渉代表は会社あるいは曽氏からの回答を受け
た後、すぐに労働者に通知し、班長以下の現場労働者大会を招集する所存です。
具体的な時間は、交渉代表から別途通知を行います。労働者大会から権限を受けない限り、交渉代表が勝手に上記の要求を下回る回答を受け入れることはありません。

私たちは会社に対して要求します。

会社側は誠意を示して、私たちと善意に基づいた交渉を行い、合理的な要求に応じなければなりません。私たちは、この工場が毎年10億元もの利益を出していることを知っています。これは私たち労働者が苦労して労働した成果です。私たちは6月2日の新華社の社説にも留意しています。社説はホンダ社に対して多くの批判を行い、「当面の急務は、賃金の集団協約を全面的に推進することであり、企業は職員賃金の健全な集団協約のコンセンサスメカニズム、正常な昇給メカニズム、賃金支給保障メカニズムを確立し、職員、とりわけ現場職員の労働報酬を引き上げること、職員代表大会の機能を発揮し、多数の職員の知る権利、参加する権利、意思表示の権利、監督する権利などを実現し、職員たちの合法的な権利を擁護し調和ある労働関係を発展させる力をさらに強めることである」と指摘しています。現在、工場では三勤体制を実施しており、交渉代表は生産ラインを離れることができず、交渉代表の業務に大きな支障をきたしています。私たちは、交渉代表が会議を行い、労働者の意見を聞くことのできる時間を提供し、現場労働者が大会を開くことができるように協力することを、ホンダ社に要求します。

私たちは労働組合に対して抗議します。

南海区総工会と獅山鎮総工会は6月1日に、無責任で事実を捻じ曲げた「謝罪の手紙」を出しました。手紙は「昨日、大多数の労働者は自分の持ち場に戻りました。〔戻らなかった〕40数名の労働者の行為は大多数の労働者の権益を損ない、同時に正常な生産秩序を破壊しました。労働組合がそれらの労働者に対して説得活動を行ったのは、圧倒的大多数の労働者の正当な権益を擁護するためであり、これは労働組合としての職責でもあるのです!」と述べています。会社側はさまざまな手段を用いて、労働者を分断し、さらに〔実習生が在籍中の〕学校の責任者を呼んで実習生に圧力をかけ、卒業証書を発行しないと恫喝しました。これが5月31日に一部の労働者が追い詰められて職場復帰をした理由です。南海区総工会と獅山鎮総工会はこれに対して反省せず、それどころか共犯者として、休憩時間に実習生に対してストライキをしないという「承諾書」へのサインを迫りました。労働組合は労働者の集団的な権益を擁護し、労働者のストライキを指導しなければならないはずです。しかし今に至るも労働組合の職員はストライキ労働者に対する暴力傷害事件の言い逃れをしようとしています。私たちは厳しく抗議します。
現在、会社側が応じている賃上げは、ストライキに参加した労働者の強力な圧力によるものであり、血と汗によって勝ち取ったものです。しかるに労働組合の手紙では彼らの功績とされており、私たちは大いに憤慨しています。私たちは、工場内の労働組合は現場労働者による選挙によって選出されなければならないという立場を堅持します。

私たちは社会全体に希望します。

私たちの権利のための闘争は、単にこの工場の労働者1800人の利益のためだけではありません。私たちはこの国全体の労働者の権益にも関心を持っているのです。私たちは労働者による権利のための闘争の良好な事例を打ち立てたいと願っています。私たちは、この工場の一定数の貨物運搬労働者が派遣労働者であることにも留意しています。かれらはホンダ社に直接雇用されているわけではありませんが、私たちと同じ場所で仕事をしているのです。私たちは、かれらも代表を選出して会社と交渉しようとしていることを知っています。私たちは全力でかれらを支持します!同時に、私たちはメディアと社会各界の人々による私たちへの支持を差し迫って必要としています!私たちはそれに対して心から感謝します。

佛山市南区本田零部件製造有限公司ストライキ労働者交渉代表団
2010年6月3日

連絡担当:交渉団代表(李暁娟)電話:13078158280

原文  http://www.wyzxsx.com/Article/Class4/201006/156267.html 

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