もう4日前に投票は済ませたのだが、今夜、政権交代なるかどうかの結論がでる。なんでも、民主党は政治家主導の政治に変えると言うのだが、自民党にはそれができなかったのだから、この際、交代してみてほしいと私は思う。評論家達は、どこに向かっていくのか分からなくなるほどの日本社会の閉塞感をつくった責任は政治家にあり、その本質的な原因は政官の関係にあると言っている。政権交代したら日本の向かう方向が見えてくるだろうか。疑問は尽きないが、せめて切り口だけでも炙り出して欲しい。
私が勤めていた会社は、二つの会社が50:50の出資で立ち上げられた。立ち上げ当時は係長以上の管理職は出資会社から出向されたが、次第にプロパー社員が育つと、出向は部長以上、さらに役員以上に縮小されて行った。しかし、社長職だけは任期毎に二つの出資会社から交代で派遣され、その度に我々は新社長に時間をかけて会社の説明を行ったものである。いわば、入れ替わり立ち代わりで大臣が就任するのだが、官僚の方々も大変なことだろうと想像できる。この会社をどこへ連れて行くのか分からない大臣(社長)が就任したら、プロパー社員は黙ってひたすら目の前の仕事に没頭していたことを思い出す。それでも企業の場合は利益追求集団としての箍がはめられているから甘えは許されないが、これが税金活用集団だとしたら、甘くなるのは当然の成り行きだろう。そういう意味で政治家に責任があるというのは理解できる。
明治以来の中央集権型統治システムが機能不全に陥っているといわれている。この古い殻を打ち破ることが出来るのか楽しみである。もし打ち破られたら、今よりも透明でリーズナブルな社会は到来するだろうが、反面、他人のせいにばかりできなくなり、甘えが許されない厳しい面が増長されるだろう。一企業でのささやかな経験からそんな風に政権交代を予想する。
私が勤めていた会社は、二つの会社が50:50の出資で立ち上げられた。立ち上げ当時は係長以上の管理職は出資会社から出向されたが、次第にプロパー社員が育つと、出向は部長以上、さらに役員以上に縮小されて行った。しかし、社長職だけは任期毎に二つの出資会社から交代で派遣され、その度に我々は新社長に時間をかけて会社の説明を行ったものである。いわば、入れ替わり立ち代わりで大臣が就任するのだが、官僚の方々も大変なことだろうと想像できる。この会社をどこへ連れて行くのか分からない大臣(社長)が就任したら、プロパー社員は黙ってひたすら目の前の仕事に没頭していたことを思い出す。それでも企業の場合は利益追求集団としての箍がはめられているから甘えは許されないが、これが税金活用集団だとしたら、甘くなるのは当然の成り行きだろう。そういう意味で政治家に責任があるというのは理解できる。
明治以来の中央集権型統治システムが機能不全に陥っているといわれている。この古い殻を打ち破ることが出来るのか楽しみである。もし打ち破られたら、今よりも透明でリーズナブルな社会は到来するだろうが、反面、他人のせいにばかりできなくなり、甘えが許されない厳しい面が増長されるだろう。一企業でのささやかな経験からそんな風に政権交代を予想する。