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お山にお宮がたちました

四国八十八箇所お遍路 第五十五番札所 南光坊

四国霊場のうち「坊」がつく寺院はこの第55番札所南光坊だけのようです。
大通りに面して大きな山門があり、その山門の外側と内側に二体づつ四天王を配置し寺を守護する大型の楼門となっています。



持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王が守っています。


山門の近くに風情のある松を発見。


山門の右にある池の中の小島に弁財天をお祀りしています。


御本尊が「大通智勝如来(だいつうちしょうにょらい)」であります。
四国霊場の御本尊としては唯一で「釈迦如来」の過去世における父であり師ともされていて、「法華経第七化城喩品」に説かれているようです。

御本尊 大通智勝如来
本尊ご真言 『おん あびらうんけん ばざら だどばん (なむ だいつうちしょうぶつ)』
ご詠歌 このところ三島に夢のさめぬれば 別宮(べつぐう)とても同じ垂迹(すいじゃく)


本来の55番札所は大三島に鎮座する大山祇神社であったが、参拝が不便であるため越智郡日吉村の地御前・別宮大山祇神社を前札所として札を納めるのが通例となり、後に事実上の札所となった。
南光坊は大宝3年(703)伊予国一宮・大山祇神社の法楽所として建立された24坊の1つである。正治年間(1199~1201)別宮大山祇神社に南光坊を含む8坊が移された。
天正年間(1573~92)長宗我部の兵火により8坊とも焼失し、後に南光坊のみが再建された。明治の神仏分離によって別宮大山祇神社から分離独立し、55番札所を引き継いだ。
紹介HPより

本堂から山門を眺めるとこんな感じです。


大師堂です。

金毘羅堂になります。


金毘羅堂の横には菩薩様や如来様が並んでいます。




納経所に行く途中、大日如来様がいらっしゃいましたのでお祀りさせていただきました。

こちらの納経所では、品のある年配の女性が優しい筆遣いで納経帳に書いてくださいました。
ゆっくり丁寧に書かれた美しい字は、その女性の醸し出す雰囲気と同じで、きっと素敵な方なんだろうねと後で話しました。



誠の心で神仏に仕える人生は、歳を重ねるごとにその人の風貌を輝かしていくのだと思いました。


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