別格十五番札所は宝珠山、箸蔵寺。
久しぶりのロープウェイです。
車で上がれるかなと思いきや、ナビで登山口まで行って諦めました。
あまりに狭くて、車で通るのは危ないからおやめくださいの看板がありました。
ジムニーでも無理だと思いました。
ロープウェイは良いですね。
景色も綺麗だし。かなり上がりました。
箸蔵寺の由来は、こちらです。
天長五年(八二八年) 弘法大師が四国巡錫中にこの地を訪ねた時、 箸蔵の山頂に漂うな瑞気に導かれてこの山に登った。大師はこ こで金毘羅大権現にめぐり合い、「済世利民」のご神託を授かった。
このご神託は、「箸を挙ぐる者、我誓ってこれを救わん」 という言葉 で表されている。箸を挙ぐる者、というのは国民の全てということで ある。つまり、全ての人々を救済するという誓いが、当時、全ての人々 が使っていた箸というものにたとえてたてられたのであり、これが箸 蔵寺の名前の由来となった。
金毘羅大権現のご神託を得て、大師はこの地に箸と宝珠を蔵め、七 堂伽藍を建立したのが箸蔵寺の始まりである。
以来、千年以上にわたり、ご本尊金毘羅大権現を中心として、箸蔵 山は信者の熱心な信仰心とともに隆盛を続け、今日に至っている。
御朱印帳の説明より。
箸🥢を挙ぐる者、国民安寧の神託を受けて祈願されたんですね。
こちらが金毘羅様の奥之院だと知らなかったです。金毘羅様にはいつも助けて頂いています。お詣りに来れて良かった。
金毘羅様奥之院と知り、中に入ると感動的な気持ちが押し寄せてきました。
納経所の住職さんが、
こちらは初めてですか?
と聞いてきたので、
はい。。
と答えると少しだけ説明しますと言って、境内の配置や国指定の文化財になっている宮や彫刻のことなどを説明してくれました。
お詣りの前に教えてもらえるのは本当に有難いことです。
こちら、般若心経の階段です。
一段一段、ゆっくり般若心経を唱えながら上がります。
こちらが本堂です。
金毘羅様の奥之院ですから、天狗👺の額があります。金毘羅様の御眷属でしょうかね?
境内は美しく掃除が行き届いています。
こちらが大師堂です。
そして、大師堂の横にミニ八十八箇所詣りが出来るお砂場がありました。
全てお詣りさせて頂きました。
こちら、県指定有形文化財になっている観音堂です。
美しいですね。
階段を降ります。
途中に、菅原道真公を祀るお堂がありました。
重要文化財になっている天神社です。
帰りに、住職さんに2月の節分にあるお祭りの話を聴きました。
夜、お寺の窓を締め切って護摩を焚き、ススで室内が真っ黒になるのだけど、終わると扉を開けて、そのすすが室内から一気に寒空に流れ出るんですね。
その美しさと言ったら、言葉では説明できないくらい幻想的で感動するから、是非機会があればおいでくださいと教えてくれました。
そして、この辺は雪の心配があるから、連絡して来てくださいねと。
節分の日は夜中までロープウェイは動いていて、多くの方が来てくれるんですよと教えてくれました。
予定表にメモをとり、行きたいな、仕事が超ハードな時期、天気にもよるし、でも行きたいな。。。
なんて事を、優しい住職さんを思い浮かべ、考えていました。
優しく教えてくれて本当にありがとうございましたと感謝で満たされ、箸蔵寺を後にし、ロープウェイを降りました。