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お山にお宮がたちました

人生山あり谷あり 12.手紙

色んな人から、お電話をいただいたりもしたのですが、その当時は頭に響く音が、処理しきれなくて気持ち悪く、近しい人以外と話すのを避けていました。
早口で話されると頭がついていけなくて、音に耐えられないのです。

そんな時、2通手紙が姉の家に届きました。

1通目は親友から。

しんどいのに気付いてあげられなくてごめんね。
本棚から一冊の本が不思議と落ちていたので、手にしたら、柳澤桂子さんの本やったよ。
長年の闘病に苦しまれながらも人生を達観されたような方で、素晴らしい小説を書いている方です。
その方の病気が、何十年も苦しんだ末に、やっと近年わかってね、その病名が〇〇(私)と同じ病名やったがね。
柳澤桂子さんが苦しんでいることを知っていたから、驚いて、神様にみせられたと思ったよ。
そんなに、しんどかったのに、何にもわかってあげられなくてごめんね。
自分を信じて。。。

そう書いていました。
お互い生活があるから、親友とはいえそんなに会ってなかったのに、自分のことのように心配してくれる親友の手紙に涙しました。
有り難かったです。

もう1通は従姉妹から。

今年亡くなった悟くんの奥さんで、お山の神様の麓の出身です。

優しく、面白い文面に
こんな時は焦りなよ。。
亀みたいにコチコチいこうみたいなことが書かれてあって

   ニコ
  ニコニコ
 ニコニコニコ
ニコニコニコニコ
 ニコニコニコ
  ニコニコ
   ニコ

と文面とは違う色で、便箋いっぱいに
( ◠‿◠ )←こんな絵と
カタカナで書いたニコニコ
を送ってくれました。

こっちはもう泣き笑いでしたね。
悟くんと従姉妹は、私を見ないと安心できないとか言って、愛知から関東まで車でお見舞いにも来てくれました。

悟くんは亡くなったけど、悟くんのニコニコ顔しか思い出せなくて、従姉妹も寂しくなったと思います。
人に愛を与えられる人って素晴らしいなと、心から思いました。


続く

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