第48番札所となる西林寺は、伊予の関所寺で、境内は周りより一段低い場所にあり、邪悪な者が踏み入れると無間地獄に落ちると考えられています。
寺の前に小川があり、きれいな水が流れている。門前にはまた正岡子規の句碑があり、
「秋風や高井のていれぎ三津の鯛」と刻まれている。
「ていれぎ」は刺し身のツマに使われる水草で、このあたりの清流に自生し、松山市の天然記念物とされている。
紹介HPより。
山門をくぐると手水舎があります。
境内はこんな感じです。
聖武天皇の勅願により行基が建立した寺院で、弘法大師が巡礼の際に滞在し今の地に移したと伝えられています。
本尊の十一面観世音菩薩は弘法大師が刻んだと云われ、本堂に後ろ向きで安置されているため、裏側に回り参拝する人が多く見られる。
また、弘法大師が干ばつに苦しむ民衆のために杖をついて水源を見つけたという伝説も残されており、周辺には今もなお枯れることなく清水が湧き出ている。
紹介HPより。
奥の院
Wikipediaより
こちらが本堂です。
本尊は秘仏で、前立仏と脇仏の不動明王立像・毘沙門天立像は拝顔できます。
ご本尊 十一面観世音菩薩
本尊真言 おん まか きゃろにきゃ そわか
ご詠歌 弥陀仏(みだぶつ)の世界を尋ね行きたくば 西の林の寺に詣(まい)れよ
蓮の花が咲く弁財天池です。
閻魔堂の跡に新しい阿弥陀堂が2018年新春開闢されたようです。
遍照殿です。
遍照は桓武天皇の孫という高貴な生まれであるにもかかわらず、出家して天台宗の僧侶となり僧正の職にまで昇ったこと、また、歌僧の先駆の一人であることなど、遍昭は説話の主人公として恰好の性格を備えた人物であったといわれています。
納経所手前にお地蔵さんが並んでいました。
納経所前の庭園には、お詣りすると1つだけ願いを叶えてくれるという、幸せを授けてくださる福授地蔵様がいらっしゃいます。
お願い事はそれでもあまりしないようにしています。