
新年明けて2日目となり、お天気も雪と風がおさまり、相変らず寒さはきついが家の中の生活も行き詰まり、初詣に出かける。
住んでいる場所は長野県であるが、諏訪大社は今年御柱もあり、通常の初詣は駐車場での苦労から始まるからやはり避けたいところで、やがて将来棲むであろう山梨県の小淵沢にある身曾岐神社へ出かけた。
こちらは日本一の能舞台を持ち、歌手のゆずの縁戚でもあり八ヶ岳を仰ぎ夏には恒例の薪能が催され、毎年蝉時雨の中深い感動を受けている神社である。
丁度境内に到着した時に能舞台では新年の奉納で浦安の舞が始まるところであった。

誠にこいつは新年から縁起が良いわいというところであろう。
能舞台の前の池には氷が厚く張り、前年の8月に薪能を見たときは暑くて蝉がやかましいほどであったのに、季節が変わればしんとして空気は冷たく澄み、まさしく神が宿るという気持ちになり背筋がシャンとする。
ムスメと一緒に引いたおみくじは2人とも大吉でありこれは・・・・信じよう。
その後は神社の近くの小淵沢のリゾナーレに行き、新年売り始めのペットショップで愛犬2匹のセーターを買った。
娘が言うには人間のセーターより高いわ。
でも毎日着替えもなく2年は持つから、安いかもしれない・・・・。
続いて新年初温泉とリゾナーレの傍の小淵沢のスパティオ温泉で全身を清めて温まった。
こちらは黄色い色の湯質で広い内湯と2つの露天風呂があり、周囲は落葉松の木立になっている。
八ヶ岳アウトレットを目指す車がどんどん通り過ぎるが温泉はまだ午前中だから客は少なくとても気持ちよくひとときを過ごした。
体は熱い湯に浸り、顔は冷たい空気にさらされそのバランスがたまらなく良いのである。
明日は東京で所用がありあずさで出かけるが、翌日はもう仕事始めでもある。
正月気分も終わり、気を引き締めて毎日をを過ごして行こう。
姪が言うようにお心清く、年末に若くして亡くなった同僚の分まで、暫くはがんばねばならない。