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信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

笑える話と、うつむく毎日

2017年02月07日 11時46分15秒 | Weblog
先日の日曜日の安住アナの日曜天国の投稿欄でまた一人で思いっきり笑ってしまった。
最近の困っていることというテーマでの投稿が紹介される。

主婦の困ったこと。

毎日ラジオを聞いているが6歳の娘が、ママもカバライキンノ相談をしてみたらという。
過払い金を理解していないので丁寧に娘に説明した。
そしてママはお金を借りていないから相談しなくても良いのといったら
娘は借りていないと思っていた人も相談したら、お金が返って来たからママも銀行に聞いてみたらと言う。
銀行の名前は娘が勝手に作った儲け銀行というらしい。

聴いていないようで子供も度重なるコマーシャルは耳に入って覚えてしまうのだと
母親は悩んでいるそうだ。
法律事務所の電話番号まで暗記しているのだ。

コドモは記憶装置が高性能で壊れかけたりしている老人とは違い入力、出力が抜群に高度だ。
自分たちの年代では書いてもそれをどこに書いたのかそれを探す始末だ。

新聞の昨日の声欄の投稿。
時代の流れについていく努力を
というタイトルの愛知県の女性の投稿を読んだ。

駅の自動販売機で買い方がわからない様子の高齢の女性がいた。
駅員や周囲の人に聞けばよいのに突っ立ったまま。
私は代わりに切符を買いました。
その間彼女は黙ってみているだけ。
今日は私が買ってあげましたが、次には私はいませんよ。
メモを取られて買い方を覚えていかれなくて良いのですかと聞いた。
彼女はメモを取ろうとする様子がないばかりかありがとうの一言もなかった。
世間にはできない人の気持ちを分かって上げないことを咎めますが時代の流れについていく
努力をしないことを何故か咎めません。
わからないことがあったら人に聞くなり何らかの方法を試すなり努力をすべきではないでしょうか。

という一文。


状況判断がこの文章からは困難だが
もしかしたら、この高齢の女性は認知症が少し発症しかけて外出しているのかもしれないと思った。

確かに正論で、自分の自助努力をという今後の高齢化社会に生きていく努力としてすべきこと
とも思える。
しかし最初にこの文章を読んで気にかかったのは、この後女性は家までたどり着けたのかということだ。
外出したが、自分の行く先や居場所がわからなくなって頭の中が空白になっていたのではないかと。

昨日も伊那で数日前からの行方不明者が夕方警察の広報アナウンスでご協力をと放送された。
外出の格好で、バッグも持っている。
、地方でも行方を探すのは困難で、ましてや都会では忙しく人々が行きかっているいる場面では
関わる人はいないに等しい。
無関心もいるし関わりたくない人もいる。
昔、自分が大手町の地下鉄の乗換えで顔を怪我して血だらけで歩いていても
誰にも声はかけられなかった思い出がある。

コドモは超スピードで言葉や情報を仕入れていくが老人や病人など弱者になると
失っていくのはその逆である。
自分が困った場面に合った時に判断できる知力だけは失わない毎日の生活の仕方を続けたいと
本気で願う。