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信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

諏訪湖花火観戦ならず

2013年08月15日 23時16分25秒 | Weblog
第65回諏訪湖上花火大会に今年も出かけた。
ムスメ夫婦は今年は参加せず、ムスコと一緒に暑い最中に諏訪湖へ向かって出発。
もう何年も欠かさず来ており、出かける準備も段々簡素化して最小荷物を抱えて
仮設駐車場に車を置き歩き出した。
かなり遠い場所に駐車場は設置してあり、後で来る楽しみのために暑さを我慢して
歩く。
刻々流れる花火大会の開催に向けてのLCVの放送を聴きながらだが暑さのために熱中症で
救急車で運ばれているという。
毎年より今年は暑さが異なり、7時までの始まりまで日干しになるのではないかと恐れるくらい暑い。
歩き出して20分くらい経ちいきなり雨が落ちてきた。
傘とビニールのカッパを用意していたがあまりの降り方の激しさに途中で雨宿りして
雨が上がるのを待った。
1時間はかかったが雷と激しい雨にこの先の不安を感じたが何とか待って堀から雨が噴出して浸水するのを
見守っていた。

会場に着いて、雨があがりいよいよ花火大会が始まる、7時になった。
山田市長が開会宣言を告げたところで再び雨が降り始めた。
終戦記念日であり、黙祷を捧げ、開会の花火が打ちあがり、いつになく派手に大玉の花火が上がり観客は
大喜び。
雷と雨に対抗し派手に何十発も打ちあげたので観客は大喜びだが、雷神の怒りを煽ったようで
どんどん雷雨が酷くなってきた、
開会から10分くらい経ったかと思う間もなく雷雨が酷いので実行委員会は花火大会を中断した。

稲光が周囲で何箇所も光り、落雷があり音が激しく、恐怖感が出てきた。
しばらくして雨を防ぐため傘や雨合羽では間に合わなく、敷いてあったブルーシートをかぶり
雷と降り続く雨に耐えた。
降り始めて1時間経ったが雷はどんどん酷くなり何箇所でもの稲光に震え、四つんばいで溜まる雨水に
ビニールシートの中で頭から足の先までびしょぬれになり動けないまま1時間半我慢した。
雷は一向に治まらず、手足が痺れ出したが、花火中止のアナウンスが出ても動けない。

パニックのために笑いたくなったが、、ブルーシートの中で固まっていたところ、外から声を
かけられ避難勧告が出たので大急ぎで移動して下さいと注意を受けた。
そんな事言われてもこの大雨でと思いながら、諏訪湖で水難に合っても嫌なので
やぶれかぶれになりながら、ビニールシートから出た。

後はもうどうなってもいいやの精神でずぶぬれで、駐車場に向かって歩き出した。
途中の施設では緊急避難所に変わり沢山の人が雨宿りしている。

JRも長野自動車道も不通になり周囲の大きな施設が避難所に変わった。
大変なことになっていたのだ。
ビニールシートの中でたまった雨に浸かりながら動けず雨が上がるのをひたすら耐え忍んでいたが
大変な経験をした。
1時間に80ミリ近くの雨が降ったのを後で聞いたが、岡谷から諏訪湖の地域はこれまでかってない
降雨量があったのだ。
途中の帰る道路は川になっていた。


花火大会でそれにぶちあたったのだが、まさに災害シュミレーションをいきなり行ったようなものだ。
今。帰宅して暖かいお風呂に入って全身ずぶr濡れになり低体温になった体を取り戻した。
災害にあい緊張した時間を過ごし、まだまだ自然災害に対して甘い自分を見出していたのが反省になった。
サバイバル体験は学習効果につなげなければならない。