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信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

病院の中

2013年03月05日 23時28分15秒 | Weblog
中央林間滞在2日目。
仕事を離れ一市民としてムスコの病院で過ごす。
朝早く1番早い手術のためともかく病院へ出向く。
家族は手術室のそばの家族室でPHSと番号札を持たされて待機する。
予定時間が2時間だが場合によっては短縮するか延長するかはあるが
術後医師から説明があるので身動きが取れない。

午前中の何件かの手術の家族が同じ部屋に待機させられている。
雑誌を読みながら待っていたが、傍にいる中年夫婦の会話がモロに耳に入ってきて
本の内容が身に入らなくなった。
妻が夫にくどくどとあなたは病人の部屋で食べたり飲んだりしすぎるとか
食べ物のゴミをエレベーターの前のゴミ箱に捨ててみっともないとか
細かい批判をずっとしている。
日常生活がいつもそのようなのであろう。
夫は子供のように妻に叱られ続け、社会の前線で仕事をしてきた大人の男性とは思えない。
段々大きな声で他人の前で夫を叱り続けているのを聞いているのが耐えられなくなってきた。
しかも手術が終わるのを待っている大事な時間の時である。
最近、こういった場面を良く見かけることが多い。

あたかも綾小路きみまろのショウを見に行っているようなもので、結婚して40年も経った
夫婦の会話を聞いているようだ。
妻は日常茶飯事の出来事についてだんだん感情的になり、夫を批判し続けている。
まるで子供がお母さんから叱られているようなもので、口答えもせず人格を否定されても
黙っているではないか。

ずるずるとしたむかつく忍耐も時間切れであるが
1.それとなく静かにしてくれと注意する
2.我慢し続け本を読んだふりをする
3.席を外す

と選択肢はあるが小心者の私はいずれを選ぶか悩んでいるうちに手術が終わりましたと
呼ばれてしまった。
病院の中で今日は社会勉強をした。