信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

又心の中に穴があく

2012年10月09日 22時14分15秒 | Weblog
先月、高倉健の出演したあなたへ、という映画を観て大滝秀治さんが漁師役で
際立った存在感を出しているのに、まだまだ元気だと安心していた。


高倉健が秀治さんが台詞を言ったあと泣いてハンカチで涙を何回も拭いていた。
沢山のシーンに出演しているわけではないのにセリフも少ないのに存在感だけで
その先までストーリーを引っ張り出して行ってしまう。
が…先週訃報を聞いて驚愕した。

大滝秀治さんの映画やドラマに興味が出始めたのは30年前の北の国からであり、シリーズとして全部見てきた。
子供たちが純や蛍と同じ年代だった。
それから時間は流れ大好きなのが19年前のドラマでの、並木家の人々、で武田鉄矢や安田成美と共に漁師役で出演し、一攫千金を狙う
父親役だった。
その時のテーマ曲はニッキーホプキンスの曲だったが今でも折々そのCDを聞き慰められている。
言いたくないが、昔はいいドラマが作成されその中から学ばされるものが多かった。
大好きだった役者の緒形拳、児玉清、大滝秀治さんたちがこの2,3年で亡くなりあ~あ、皆向こうの世界へ行ってしまう。
北の国からではもう地井武男も秀治さんも、出演者の大半がこの30年で姿を消し再登場はありえなくなり
話も通じない年代が今の世の中で活躍している。
自分が歳をとったのだ。



自分は顔も声もまずいので役者としては不向きだと言っていた秀治さんが長い間、渋い枯れた演技でフアンを魅了していたのだ。
残念無念だがご冥福を祈り当面暫く演じていた役を観ていきたい。