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信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

読書から得るもの

2012年04月07日 12時50分51秒 | Weblog
信州へ移住して車通勤になり、便利な反面危険との背中合わせである。
通勤時間が長かったこれまでは相当な数の文庫本を読んできた。
バックに本が入っていないと手持ち無沙汰で不安なものであった。
車通勤になったら本を読む時間を失った。
睡眠時間が変わらないのに無駄な時間が増えたということなのか。
ひとつだけ胸を張って増えたと言えるのは毎日の歩数。
車になったが仕事で歩いているので毎日1万歩は稼いでいる。

朝布団の中でしっかり新聞を読んでから起きるが、おかげで毎日の新刊書の広告から
読みたい本がキャッチできる。
自分の仕事は多岐にわたる知識に支えられる部分もあり
豊かな知識により深みのある指導ができるので日常生活の中には手本がどこにでもある。

最近は時間が取れずごく短い時間で数頁しか読めないが面白い興味深い本が手元にある。



吉沢久子著 94歳。寄りかからず前向きにおおらかに 好奇心と仲よく



有本葉子著 ためない暮らし 無理せずシンプルに人生を楽しんで自由に生きる秘訣ここにあります

同時に両方をそのときどきの気分で読み分けている。
吉沢さんの本はさすが読者の年齢を考えたのであろう、老眼鏡をかけずに読める文字の大きさである。
94歳の吉沢さんの年齢まではまだ30年近くあるが、生活の仕方に何かヒントがあるのかもしれない。
最近ふと思うことがあるが今の仕事はスピードとミスを犯さないことが要求される。
20代や30代の若い同僚と同等のパワーで勤務時間を乗り切る毎日である。
擦り切れてくる自分が見えてきたときに生き方を変えていく決心がついた。
穏やかな毎日の生活には様々なことで時間を過ごしていかねばならない。

読書もそのひとつであろう。
体力が衰え何をするにもスピードがなくなりうっかりしたことが増えそういった自分自身が忌々しく思え
しかし歳を取るというのはそういうことなのだ。
張り合うことはもう卒業し、身の丈に合った時間を過ごすことにいずれ馴染んでいくのであろう。