週末の2日間は心地よい春の陽ざしにすっかり気を許し洗濯と布団干しに夢中になった。
土の中からは球根類が目を覗かせ、まあ、春はそこまで来たのねとそれがずっと続くものと思ってしまった。
福寿草などを発見したのがいけなかった。
朝起きたら景色がすっかり一転していた。
黒い土はどこにも見当たらない。
横殴りに降る雪に仰天した。
昨日庭でいい気分で遊び回っていた犬たちは、今朝は尻込みして外に出ようとしない。
お尻を押して無理やり外へ出したらたちまち雪だるまになって、回れ右して家の中に飛び込んできた。
迷惑。
高速道路は閉鎖し、一般道路は渋滞で毎度のことだが、余りにも変化が大きすぎる。
人の人生も似たようなものかもしれない。
幸と不幸が入れ替わり、穏やかな日々は長く続かなかったり、雨の日、晴れの日入れ代わり立ち代わり
訪れる。
それに負けてはいられずそれなりの対処を学んで生きていくしかないのだ。
夏の猛暑の地域で暮らす人々と、冬の雪と寒さにしびれながら暮らす人とどちらがいいかとは比べられない。

足元が深く雪に埋まった木