昨日に引き続き、今日は八ヶ岳の最南端の編笠山に登る計画で、昨日より1時間早く出発をした。
八ヶ岳高原道路の途中にある観音平が登山口だ。
ここは家から車で10分強の距離だ。
10時から登り始めるが、この山はメジャーではないから、誰も登山口にはいない。
八ヶ岳は遠くから眺めると紅葉で、10月も下旬になると雪が降る可能性もあり、このお天気の良い日には残されたチャンスと思わなければならない。
昨日の白駒池と高見石に登りやや足がかったるいが、準備運動を終えて、縦走するより楽なコースかもと思っていた。
登り始めの30分がいつも一番きついが、やはり思ったとおり息が切れ、登山の案内書以上にきついなと思う。
登って下りて220分と言うが、私も歳を取ってきたから、無理せず
自分のペースを作って登ろうと自分に言い聞かせる。
しかし2,500mの標高とはいえ八ヶ岳は針葉樹の原生林と、大きなごろごろした岩だらけの登山道路のため湿った岩をよじ登り、先を見上げればおえーと声が上がるほどだ。
胸突き8丁とは書いてあったが、それが延々と続く。
引くに引けない。ここで死ねない。戻れない。などマイナーなことを考えては自分を励まし、体力が落ちて、体が重くなったことを自覚し
たかが編み笠山などと侮ったのを後悔しても遅い。
最後の頂上付近ではあまりにも岩が大きすぎて、足が届かない。はいつくばってしがみついてようやっと頂上について汗が噴出した。
お天気が抜群との予報だったのに、途中からガスが出て、頂上では360度の眼下の景色が見渡せると言うが、昨日も今日もガスのため数分間しか、傍の権現岳が見えただけだ。
まじかに見るとその姿に鳥肌が立った。
頂上には一組のご夫婦が休んでいて、朝7時半に登り始め、休み休み、4時間かかって登ったそうだ。
下りは巻き道を選び、所要時間90分と言うが、大きな岩と原生林特有の木の根っこが露出してまともに歩けない。
引っかかったりすべったりの跡がついている。
慎重に岩に抱きつき、そろそろ降り、結局90分では登山口に辿り着かなかった。膝はがくがくになった。
4時半に自宅に戻った。
大喜びの犬を散歩させるが、原村の散歩道を歩いていたら、とても平和な風景に気持ちが急に和やかになった。
山登りは真剣勝負、いつの場合も命がけ、自分の体力だけが頼り、
それで今まで登山をして来たがもうこれも限界だ。
苦しい時間を手に入れなくてももっと穏やかな違った経験が出来るではないか。
もっと低い山でのハイキングでも良いではないか。
と思うことが出来た今日の山登りであった。
明日以降体中が筋肉痛で苦しむことであろう。