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conscience

my diary

頑張れキッシー

2022年10月20日 | 日記
 統一教会に対する解散請求の理由に民法上の不法行為を含めることについては、岸田首相は、前日までの国会での答弁とは異なり、組織的・継続的な行為については含めるものとすると、見解を変更した。それまでの文科省宗務課が、長年にわたって、協会が組織的に刑法違反行為を行ったと認定される必要があるとの狭義に立った見解を執拗なまでに固執してきたことから思えば、何が起こったのかとも思えるような変化であり、国民目線に立った英断であったと思う。朝令暮改と揶揄する野党もいるが、そんなことは気にする必要はない。
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読書の秋

2022年10月17日 | 日記
 井原忠政の「足軽仁義」という小説のシリーズを7冊まで読んだ。百姓の子が喧嘩で人を殺し、村にいられなくなって出奔、家康に敵対する一向宗派の武家の足軽となって、その主家は敗北したが、主人公は、元の主人の勧めで家康に仕え、足軽大将にまで出世するという物語で、百姓出身ということで譜代の武士からは蔑まれながら人知れず努力を重ね、最初は粗暴なだけの性格であったが、数々の生死を分ける戦いを経ることによって、部下をまとめる能力や戦闘能力を身に着け、人に対する考え方なども深めていくという話であった。今まで井原忠政という作家については知らなかったものの、この小説では、戦国時代の政治状況や足軽の生活というものが目に見えるような気がして、読み始めると止まらなくなって、一週間で七冊をほぼ読破してしまった。司馬遼太郎の小説も、昔、夢中になって読んだ記憶があるが、井原氏のこの作品の主人公は、いくら戦争といえども人殺しを重ねた結果として出世していった訳で、そういった、人としての葛藤のようなものも描かれていて、人間臭いものが描かれた作品だと思った。

 ところで、岸田首相は支持率の低下とともに正念場を迎えているようで、統一教会の問題、円安・物価高の問題、ウクライナ危機と台湾有事に関する安全保障問題を抱えている上に、コロナ感染者が高止まりしているのに入国規制を緩和・撤廃して全国で旅行割も開始という、今年の冬にはインフルエンザとコロナの感染拡大という二重の危機を迎えるかもしれないという予想もある中では、経済重視だが国民の安全無視という無茶苦茶な政策に突き進んでいるかのようにも見えて仕方がない。しかし、これも考え方であり、コロナやインフルエンザで多少の死者が増えたとしても感染症はいずれ収まるものであり、円安も、中・長期的には我が国の経済構造の変化を呼ぶことになるかもしれないし、安全保障問題も、従来、野党などが掲げてきた理想論では国の安全は確保出来ないということを国民に認識させる契機になるかもしれない。いわば、汚れ役を岸田首相が頑張って負うことによって、現在我が国が停滞する原因となっている複雑な法律体系や保守的な経済構造、社会保障体制などの足かせを突破出来る可能性も出てくると期待したい。徳川家康も、圧倒的な兵力を持つ豊臣秀吉と対立したときには、負けないという戦いを見せることによって存在感を示し、秀吉亡き後に政権を掌握することにつながった。岸田首相も頑張るだけ頑張って、その存在感を発揮して欲しい。後進の為、国の為に、汚れ役に徹して欲しい。
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FIRE生活?

2022年10月16日 | 日記
 NHKの番組の「ねほりんぽほりん」が久々に再開されたので見ていると、FIREということが取り上げられていた。FIREとは、Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」の頭文字で、端的にいえば「早期退職して、お金のためにヘトヘトになるまで働く縛りから自分を解放する」というライフプランや概念を指すとのこと。人々の意識や生活スタイルが自由になってきて、会社などに縛り付けられた生活から自由になりたいという人が増えているとのこと。私も、40年間仕事をしてきて、特に、いろいろと私生活まで制約されかねないような職場であったので、早期リタイアにあこがれがあったし、何よりも職場での人間関係(昇進するにつれて、上司からのパワハラ的な圧力や部下からの突き上げ的な圧力などがあったこともある。)に、毎日神経をすり減らした経験もあったので、FIREを望む人の気持ちに共感しつつ、番組を見ていた。
 しかし、やはり一番問題となるのは、お金の問題で、この番組に出ていた二人のFIRE生活者も、数百万とか、三千万円の貯金があるとか言っていたが、生活の為には食費を月に数万円以内に収めているとか、野草を採って食べているとかの発言をしていた。理想的には、年間の生活費の25倍、すなわち、年の支出が300万円平均として、8500万円の貯蓄があれば一応はFIRE生活に入っても生活できるということらしいが、しかし、現在の物価高の状況などを見ていると、その貯金がいつまで持つかという不安もあるだろう。年利4%で回すことが出来れば目減りも抑えられるというが、株価なども乱高下している中で、年利4%が確実な投資先があるわけでもないだろう。
 一方、この生活の敵となるものは、お金以外には、「遊んで生活している」という周囲からの見る目や、自分自身の内なる意識の問題もある。例えば、結婚なども、FIRE生活に同意してくれる相手がいれば良いが、そんなに好都合にはいかない。贅沢に暮らさなくても良いから自由を得たいといっても、様々な障害が待ち構えている。しかも、世の中は、定年が65歳に延長され、それを過ぎても働いてる人が半数はいるという。
 私も、現在68歳であるが、6年前に、いわばFIRE生活に入った。年金もあるが、夫婦で20万円余りの年金では、世帯平均支出が25万円としても、毎月赤字であることは間違いない。例えば、最近では、スーパーに行っても、リンゴや葡萄などの果物でも値上がりしていて手が出ないし、コロナ禍もあるものの、外出や旅行なども極力控えるようにしている。それでも、しがらみのない生活の有難さというものは感じている。毎日が日曜日の生活で、高齢でも働いている人を見ると申し訳ないという気持ちもあるが、今更、少々のお金で働く気持ちにもなれない。人生は有限であり、他人や社会の為に働くことで自分の時間を浪費したくないという気持ちが大きい。
 今は、好きなテレビ番組や好きな本を読んでいても、何処に行こうとも、誰からも咎められることはない。その上、お金さえあれば、高価な食事もし放題だし、家も好き放題に持つことが出来る。そんな夢を見て、また、ネットで宝くじを買ってしまったことだった。
 
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秋風に誘われて

2022年10月14日 | 日記
 昨夕のカレーの食べ過ぎで、少し腹がもたれている感じがしたので、カロリーを消費する為にもと思い、朝食も食べずに散歩に出かけることとした。今朝は、涼しさはあるものの、寒くはなく、日差しがあるようであったので、あえて、半そで、半ズボンと真夏の恰好で出かけることとして、7時過ぎに家を出た。歩き出しは、少し、腰が痛いと感じていたが、ぽかぽかとした中で歩いていると快調に感じだして、みなと未来公園を通り過ぎた辺りで、中央公園で野外彫刻展が開かれていることを思い出したので、徳島城址公園の方向に進路を変えて、中央警察署を横目に見ながら公園内に入った。確かに、公園内では野外彫刻展の作品が展示されていたが、朝早いせいか、人通りもあまり無くて、まして、彫刻を見ている人は一人もいなかったので、これ幸いと城山を一周して作品を見て回った。作品展自体は、何年か前にも見たような作品がほとんどで、作品数も多くはなくて、特に感銘を受けたものは無かったものの、木立の中を作品を見つつ歩くのは何か贅沢な時間を独り占めにしている感じがした。往復の時間も入れて二時間余りを費やして、帰宅した後、万歩計を見ると、一万三千歩余りであった。
 帰ってからテレビをつけると、ワイドショーでは、二年後に保険証廃止の方針とマイナンバーカードの半ば義務化のことを取り上げていた。十年くらい前に運転免許証にICチップを導入したときに、大金と手間をかけてIC化しても、偽造防止程度にしか活用されないのでは、幾ら省庁が縦割り組織で壁があるといっても、この国は、何をしているのだろうかと強く思ったものだが、河野氏がデジタル相になって、ようやく、デジタル化への端緒が開けたという所だろう。反対派は、個人情報がどうだとか、落とした時にどうすればとか、手続きが面倒で高齢者はどうするのかとか、文句は幾らでも言えると思うが、バブル崩壊後の30年間に、政府がしてきたことと言えば、既得権益と大企業などの保護が中心であり、世の中の体制を変えないということに終始し、おかげで、他の国が大きく変化している中で、我が国は大きく出遅れてきたのであった。その上、世界の中でも、我が国における少子高齢化の影響は最も大きく、変化を嫌う我が国の人々が惰眠を貪っている間に、経済力では中国に大きく差をつけられ、このままでは、先進国の枠からも外れかねないところにある。一部のマスコミや知識人と称する輩は、このことに気づいていても、反対の為の反対をして、変化を嫌う傾向にある。しかし、変化なくして進歩はないし、進歩なくしては資源のない我が国が生き残ってゆくことは出来ない。明治の人々は、先進的な西洋文明に触れるや、それまでの封建制度を廃止して、産業技術だけではなく生活面の変化も受け入れてきた。今は、国民を挙げてデジタル化に正面から向き合うべき時代になっている。それが、良い結果になるかどうかは、国民の意識次第ではなかろうか。
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涼しさも ちょうど良いのは 少しだけ

2022年10月12日 | 日記
 めっきりと涼しくなってきて、「彼岸過ぎたりや めっきりと 日が短い」季節になってきた。先日までは半そでで過ごしても暑い日々を送っていたが、涼しさも、ちょうど良いと思われる期間は、おそらく短くて、来月になると厳しい寒さが感じられることが多くなってくるかもしれない。
 いよいよ、全国的に旅行支援が開始されたことや、海外からの旅行客の入国制限の緩和も進みつつあり、旅行業者からは毎日のようにパンフレットが送られてきたり、テレビのワイドショーでは、毎度、ぽっちゃりとした観光専門家という人が出てきて、盛んにお得な旅のアピールをしていて、何か旅行に行かなければいけないという雰囲気を煽りに煽っている。しかし、これは、国を挙げた一つの賭けであり、このことによって、より悪質なコロナ株やインフルエンザが流入して感染が再拡大したときに政府は果たしてどうするのだろうか。物価高と統一教会との関係などで支持率を下げている岸田内閣としては、経済対策を優先せざるを得ないのだろうが、感染爆発時における検査・入院対策などの不備は依然として残したままではなかろうか。それどころか、国産の治療薬すら、専門家と称する既得権の塊のような人たちが邪魔をして未だに認可されていない。後は、政府や国民の運頼みになっているのではないか。
 そんな中で、政府は、2024年までに紙の健康保険証をなくすという方針を発表するとのこと。河野デジタル相などの発案なのかもしれないが、マイナンバーカードの普及には、全国民がマイナンバーカードを所持して利用するという半強制的な措置が必要であり、一部に個人情報の漏洩や、国家による過度な個人情報管理を心配する声もあるが、しかし、我々国民は、元々戸籍制度などで公的に管理されており、それを合理化して各種情報と紐づけし易くするだけであり、例えばコロナ対策においても、デジタル化の遅れが政府による各種対策の遅れの一つの原因になっているとも言われており、仮に個人情報漏洩などの事案があったとしても、それはその時に対応すれば良いだけであろう。中国のように国家による専制統治の手段になっては困るが、少子高齢化社会では公務員も削減対象になっている以上、マイナンバー制度などを活用してデジタル化を進めて業務を効率化し、役所の事務仕事の無駄を無くすことが肝要となっている。今のままの制度や慣習では、人口減少で国力の低下が急速に進みつつある以上、国の仕組みを変えるくらいの取り組みが必要となるだろう。

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