
〇 従業員に自社で販売する製品やサービスを買わせるということがあると聞いたのは50年以上も前のことだったろうか。デパートなどでもそうだったし、農協や郵便局でも厳しいノルマがあると聞いた。ある意味、昔からの風習的なものでもあっただろう。それを今更ながら、厚生労働省がパワハラ防止法の中に明記することによって企業に注意喚起するという。(遅すぎるが、労働者の為には一歩前進なんだろうと思う。)
〇 台湾有事などの場合、南西諸島やフィリピンなどに米海兵隊のミサイル部隊を展開させるという計画があるそうだ。中国の巨大な軍事化の前に、今更ながら、それで対抗出来ると考えているのだろうか。中国に台湾に侵攻させない為のブラフとしか思えないが、ここで考えるべきは、日本政府は本気で台湾有事を想定しているのだろうかということで、それなら、いざ有事となった時に南西諸島の住民の安全や領土の保全が図れるのだろうか。現状では、住民向けの退避壕も整備されていないし、有事の時に民間のフェリーを派遣するといっても、撃沈される可能性はありはしないだろうか。そもそも、南西諸島における自衛隊の防衛力の貧弱さは言うまでもない。そんなことも想定していないなら、政治家は勇ましいことを言うべきではない。ひたすら、アメリカと中国のご機嫌を取り結んで、二等国としての自らを処する以外にないような気もする。
〇 斎藤兵庫県知事が依頼したPR会社社長がnoteで公開した記事内で、『兵庫県知事選挙における戦略的広報:「#さいとう元知事がんばれ」を「#さいとう元彦知事がんばれ」に』という投稿をしてSNS戦略の裏側を明かしたことが公職選挙法に抵触するのではないかと言われているとのこと。もし、それが本当であれば、斎藤知事側も、PR会社側も公職選挙法の規制内容を十分には知らなかったことになる。斎藤知事はキャリア官僚出身で頭脳明晰である人だけに、今更ながら、そんなことすら知らなかったでは済まされないかもしれないし、PR会社側も、公職選挙法で何が違反になるかを調べなかったということになる。そもそも、契約内容を勝手に公開するなどということ自体、契約相手との守秘義務について何も考えていない会社であることを世間に自ら晒したということになる。そんな会社に、今後、誰が発注するのだろうか。浅はかとしか言いようがない。斎藤知事についても、改めて彼自身の脇の甘さが指摘されそうだ。残念だし、兵庫県政の混乱は長引きそうな予感がする。彼を最初の県知事選挙で応援した維新の会はこんなことになるとは予想もしなかったことだろう。
〇 2019年の調査では、我が国の男性の平均寿命は81.4歳、健康寿命はそれより約9年の差があるとのこと。私は、現在70歳11か月であり、72歳が健康寿命であるとすれば、もう少しで健康寿命になることになる。勿論、個人差もあるだろうが、私は、別に若い時から頑健でもなかったし、内向きの生活をしてきて、交代制勤務にも就いたこともあるし、むしろ不健康な生活習慣であったように思っている。今更ながらであるが、健康寿命に達するのが目前になってきて何をすべきかと考えている。ウォーキング程度は毎日やっているが、フルマラソンを走るのに耐えられるような人間では無いし、登山も長年やっていない。頚椎症性神経根症と診断された、酷い50肩を経験してから、もう逆上がりも出来ないし腕の筋力の低下も感じることが多い。このままで衰えてしまうと考えると、何か虚しさだけを感じてしまう。(ちなみに、本日のウォーキングは11000歩余りであった。)
※ 健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを指す。
日常生活が制限されるとは、病気で入院をしたり、介護を必要としたりなど、自立して元気に生活することができない状態のこと。

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