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conscience

my diary

スプーフィング詐欺について

2025年03月19日 | 日記
 特殊詐欺(振り込め詐欺など)は、2000年代初頭から見られるようになった架空請求詐欺から始まり、オレオレ詐欺などに手口が進化し、より巧妙になってきた。その中の手口の一つとして、スプーフィング技術を使った詐欺行為がある。詐欺師は、銀行や警察、役所、あるいは被害者の知人の番号を装い、ターゲットに信頼させろることで詐欺を働く。これによって被害者は相手が本物だと信じ込み、金銭の振り込みや個人情報の提供などを行ってしまう。
 近年、IP電話などの発展により、詐欺師は、海外のサーバーなどを経由することによって、電話の発信者番号を容易に改ざんすることが可能となっている。
 例えば、
① オレオレ詐欺の場合、電話スプーフィングを悪用すると、実際に家族の電話番号が表示されるため被害者は簡単に信じ込んでしまう。高齢者のもとに「オレだけど、事故を起こしてしまった。示談金がすぐに必要だ」と息子を装った詐欺電話がかかってくるケースがある。電話番号が本物と一致しているため、被害者は疑うことなく指定された口座にお金を振り込んでしまう。
② 警察を装う振り込め詐欺の場合、 警察を装って「○○警察署の○○です。あなたの口座が詐欺に利用されている疑いがあります。安全な口座に資金を移す必要があります」といった電話がかかってくることがある。被害者は本物の警察からの連絡だと思い込み、詐欺師の指示通りに送金してしまう。
③  架空請求詐欺の場合、「こちらは○○法律事務所です。過去に利用したサイトの料金が未納となっております。本日中に支払わない場合、法的措置を取ります」といった電話がかかってくる。電話番号が本物の法律事務所と同じであるので、被害者は本当に未払いがあるのではないかと焦り、支払ってしまうことがある。 

 これらの特殊詐欺への対処方法としては、
① 重要な電話であっても、折り返し確認の電話をするような癖をつける。
② 電話で個人情報を求められても答えない。
③ 不審な内容の電話の場合、一旦電話を切り、地元の警察署や「#9110」の警察相談電話に相談する。(警察が、直接お金を要求したりすることは無い。)
④ スマートフォンなどでは、迷惑電話対応のアプリがあり、掛かって来た電話が、予め登録された電話でない場合は、相手に「迷惑電話対策として、今から録音を開始します。」とのアナウンスが流れたりする。このことによって、詐欺の予防効果がある。

 
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未知なものへの挑戦

2025年03月19日 | 日記
 人類の一部が、アフリカ大陸から出て世界各地へ散っていったのは、5万年前とか、7万年前とかと言われているが、我々の祖先は、広大な海を渡り、峻険な山を越え、極寒の北極圏からアメリカ大陸に渡って広がっていった。何故、このような行動がなされたのだろうか。直立歩行するようになった類人猿は、火や道具を用いるようになって自然環境の変化や食料不足に対応出来るようになり、ある時に体内にある冒険遺伝子が強化されたことが理由の一つなのか、或いは、アフリカ大陸から出て行かざるを得なかったような生活環境の急激な変化などの外的要因があったのか、兎に角、兇暴な動物や危険な過酷な自然環境に満ちた未知の世界へ多くの人類が旅立って行った。その子孫達のうちの日本人の祖先にしても、朝鮮海峡を渡ったり、南の島から海流に乗って日本列島に渡来してきた。何と先祖達は冒険的であったことか。
 しかし、西洋人と日本人を比較して、今の日本人は、安定性や秩序、予見可能性を好み、冒険や未知への挑戦を行う者が少ないとも言われている。これは、稲作民族の特徴なのか、それとも、江戸や明治期の儒教文化や教育制度によるものなのか。
 でも、そのような中で、大谷などの存在は素晴らしい。失敗は成功へ至る道しるべであって些細な失敗にくよくよすることはない。怪我をしたり、人から騙されたり、誹謗中傷を浴びせられても、それに負けずに目標に向かって進んでいる。日本人の欠点としては、成功しようとする者を妬み嫉みの対象とすることがある。また、水に落ちた犬を更に叩きにかかる人もいる。SNS全盛の時代になって、そのようなことが愈々増えてきている。しかし、関係ない外部の声など無視し、若者には未知への挑戦を続けて欲しい。
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