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conscience

my diary

爽やかな秋の日に、「アントラージュ」という言葉を見つけた。

2023年10月10日 | 日記
 今日は、25℃前後で、暑くも無く、涼しい秋の風が吹いているような日だった。しかし、日課の散歩は少しサボり気味で5000歩前後しか歩けてない。

 ところで、『埼玉県議会の自民党県議団は、すでに提出していた、子どもだけでの留守番などを放置による虐待と定める「虐待禁止条例」の改正案を取り下げる方針を表明した。』とのニュースには思わず笑ってしまった。恵まれているセレブ階層の自民党の先生方には、庶民の暮らしが全く分かっていないようだ。共働きが増え、しかも、子どもの面倒を見てくれるような親族が回りにいない家庭が増えているというのに、『子どもを産むな、或いは、貧乏でも専業主婦をしろ。』とでも言わんばかりのこの条例案の発想が、どうして庶民の暮らしとズレていると理解出来ないんだろうか。
   こんな議員ばかりとすれば、今度の徳島・高知の参議院補選も期待出来ないと思ってしまう。そもそも、高知県出身の候補者ばかりで、徳島県の住民は何を基準に選べば良いのだろうかと思っていた。自民党については、増税メガネが、今度は、打って変わって減税などと言い出しているようだが、そんな財源があるなら財政再建の為に回すか、経済をより活性化する為に使ったらどうだろうか。しかし、元野党出身という一方の候補者にもなじみが無い。そもそも、野党に政権担当能力があるのかというと、旧民主党政権の失敗の総括すら出来ていないようにも思う。誰に投票するか考え処だと思っている。

 ジャニーズ事務所のニュースは、毎日のように新たな展開があって退屈しない。NHK施設内のトイレで喜多川氏がアイドル志望者に性加害を行っていたというニュースがNHKから流れたと思ったら、ジャニーズ事務所からは、「当事務所は、そのような事実を把握していない。」「被害を受けたという虚偽の申告をする事案も複数あるので、報道に当っては事実確認をして欲しい。」等の内容の反論がされているようだ。勿論、加害者が既に死亡していて、事実確認のしようがないが、ジャニーズ側の反論も、弁護士が関与しているのか、「事実の証明が出来ないものは報道するな」という報道機関に対する牽制のように受け取れてしまう。これは、ジャニーズ事務所が過去に行ってきた、マスコミに対する牽制と圧力が、マスコミ側に過度な忖度をさせたことが問題の一つであるだけに、素直には受け取れないし、ジャニーズ事務所が、また、下手な手を打ったとしか考えられない。何かを隠したいという意図があるために、記者会見でもNGリストなどを作っていたのだろうし、闇は、まだまだ晴れていない気がする。東山氏も、現在公演中の舞台の評判も良さそうだし、早く、沈没しそうな事務所の社長などは辞めて、俳優に専念した方が良いのにと思うのは余計なお節介だろうか。
 東のジャニーズのニュースと対比されるのは、宝塚歌劇団での騒動である。何でも、いじめがあったのではないかという報道が先日あって、それと関係があるのかどうかは分からないが団員の一人が飛び降り自殺し、その為に宙組の公演が中止になっているらしい。「SHOW MUST GO ON」の精神からすると、公演を長期間中止するということは大変なことだと思うが、その上、調査の為に第三者委員会まで設置すると言う。このニュースを見ていたら、アスリートに対する「アントラージュ」という新しい考え方があるということに出くわした。「アントラージュ」とはフランス語で取り巻き、環境という意味で、競技環境を整備し、アスリートがパフォーマンスを最大限発揮できるように連携協力する関係者のことを意味するらしい。組織の決まりごとに無理やりに従わせたり、昔からのコーチのやり方に従わせたりするのではなく、パフォマーが自ら学び、鍛錬して、最高のパフォーマンスを発揮出来るように協力するということのようだ。これは、アスリートの話だけではなく、芸能人にも通じることだと思う。

※ グッドコーチに向けた七つの提言
〇 暴力やあらゆるハラスメントの根絶に全力を尽くしましょう。 暴力やハラスメントを行使するコーチングからは、グッドプレーヤーは決して生まれないことを深く自覚するとともに、 コーチング技術やスポーツ医・科学に立脚したスポーツ指導を実践することを決意し、スポーツの現場における暴力 やあらゆるハラスメントの根絶に全力を尽くすことが必要です。 
〇 自らの「人間力」を高めましょう。 コーチングが社会的活動であることを常に自覚し、自己をコントロールしながらプレーヤーの成長をサポートするた め、グッドコーチに求められるリーダーシップ、コミュニケーションスキル、論理的思考力、規範意識、忍耐力、克己心 等の「人間力」を高めることが必要です。
〇 常に学び続けましょう。 自らの経験だけに基づいたコーチングから脱却し、国内外のスポーツを取り巻く環境に対応した効果的なコーチン グを実践するため、最新の指導内容や指導法の習得に努め、競技横断的な知識・技能や、例えば、国際コーチング・ エクセレンス評議会(ICCE)等におけるコーチングの国際的な情報を収集し、常に学び続けることが必要です。
〇プレーヤーのことを最優先に考えましょう。 プレーヤーの人格及びニーズや資質を尊重し、相互の信頼関係を築き、常に効果的なコミュニケーションにより、ス ポーツの価値や目的、トレーニング効果等についての共通認識の下、公平なコーチングを行うことが必要です。 
〇 自立したプレーヤーを育てましょう。 スポーツは、プレーヤーが年齢、性別、障害の有無に関わらず、その適性及び健康状態に応じて、安全に自主的 かつ自律的に実践するものであることを自覚し、自ら考え、自ら工夫する、自立したプレーヤーとして育成することが 必要です。 
〇 社会に開かれたコーチングに努めましょう。 コーチング環境を改善・充実するため、プレーヤーを取り巻くコーチ、家族、マネジャー、トレーナー、医師、教員等 の様々な関係者(アントラージュ)と課題を共有し、社会に開かれたコーチングを行うことが必要です。 
〇 コーチの社会的信頼を高めましょう。 新しい時代にふさわしい、正しいコーチングを実践することを通して、スポーツそのものの価値やインテグリティ(高 潔性)を高めるとともに、スポーツを通じて社会に貢献する人材を継続して育成・輩出することにより、コーチの社会的 な信頼を高めることが必要です。
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