ORIZZONTE

君が僕を信じてる。

忘れえぬ言葉

2004年06月05日 | 記憶のカケラ。(回想)
今までの人生、自分の中で忘れられない言葉がいくつかある。
いろいろあるけど、一番心に残っているのは


「頑張っていれば、絶対誰かが助けてくれる」


という言葉だ。
これは恩師、大森女史から頂いた言葉である。

当時小学生だった私は、彼女の指導のもと合唱一筋だった。
分厚いファイルには、楽譜がぎっしり。
ただただ、歌うことが大好きだった。

そんな私のもとにまいこんだ、一つのチャンス。
それは、地元オペラへの出演依頼だった。
もちろん、クラブ単位でだけど。
私は、嬉しくて仕方なかった。
その依頼が来た時、彼女はこの言葉を私たちにくれた。

頑張っていれば、絶対誰かが助けてくれる。
こんなふうに、幸運を引き寄せることができる、と。
自分のことのように興奮しながら、彼女は熱っぽく語っていた。


合唱以外はなにかと運が悪い私でしたが、
助けてくれる人は確かにいました。

その人を、そして先生を今でも大切に想っています。