世界一貧しい大統領のことを考えながら、京都の龍安寺にある「蹲(つくばい)」のことを思い出しました。
昔は、「吾唯足るを知らず」と勝手に読み、現状に満足せず、前進あるのみなどと考えていました。
ある時、その考えが間違っていることに気づかされました。
「吾唯足るを知る」と読み、満足することを知っているものは、たとえ貧しくとも幸せであり、満足を知らないものは、たとえ金持ちでも不幸であるとの意味だとある人から教えられました。
非常に恥ずかしい思いをしましたが、いい歳をして自分では、自分の若き頃の考え方は間違いではなかったなどと思ったりしていました。
世界一貧しい大統領の話を知ったとき、また現実の彼の生き方を本で読みTVなどで見たとき、非常に複雑な気持ちを抱いたのも事実です。
資本主義の中で生きる現実は、お金が必要であり、将来に備える必要があります。
現状に満足していて、成長はあるのかと思ってしまいます。
皆さんに将来の不安はないでしょうか。
定年を迎え、年金をもらいながら、今の若い人たちの将来を考えたとき、まだ仕事をしているから生活できる自分と、もし蓄えも少なく、年金も少なく、稼ぎもできない時代が来たら、今の若い人たちはどうなるのでしょうか。
少しでも豊かな社会を送ることのできた時代を知っている我々こそ、その時代を知らない若者たちに、裕福とは言わずとも、心豊かな、安定した生活を楽しく送ってほしいもの。
中小企業の支援活動を行いながら、70%の企業が赤字で苦しむ現状、事業再生の要請があるたびに複雑な気持ちになります。
少しでも前向きな気持ちのある社長は、改善も早いのですが、方向性を見失い、どうしてよいかややあきらめ感のある社長の事業回復はやはり遅く進みません。
そこには従業員の方やその家族の生活があります。
守るべき生活の糧を、失おうとしているのに、なんとのんきな人の多いこと。
金融機関が引導を渡せない時代のためか、余計に企業の最後を、社長の最後を厳しいものにしているケースが多々見られます。
自己破産にもお金が必要な時代。
生活保護費用が中小企業の新人やアルバイト費用より多い場合もある現在、若い人たちはどのような生き方を望んでいるのでしょうか。
若くて目的意識を持った人には好感が持てますが、だからと言って、若いときにどれほどの人が人生の目標を持つことができるのでしょうか。
会社を卒業して初めて、すべてに感謝の気持ちが持てるようになり、反省する毎日。
結構わがままを許してくれた企業、何でもやらしてくれた企業、それなのに、いつまでも満足できず、斜に構えて会社を見ていた自分。
今、若き後輩に助けられ、結果仕事が続けられているのに、どのような恩返しができるのか・・・・
吾唯足るを知らず。
結局は自分の足らなさを知り、何もできない自分を情けなく思う現実。
中小企業の支援、農業の活性化をテーマにしているといいながら、結局「吾唯足知」ではなく、足るを知らずではないか。
一生かかっても悟ることはできそうにありません。
うーーん、困ったもんだ。
昔は、「吾唯足るを知らず」と勝手に読み、現状に満足せず、前進あるのみなどと考えていました。
ある時、その考えが間違っていることに気づかされました。
「吾唯足るを知る」と読み、満足することを知っているものは、たとえ貧しくとも幸せであり、満足を知らないものは、たとえ金持ちでも不幸であるとの意味だとある人から教えられました。
非常に恥ずかしい思いをしましたが、いい歳をして自分では、自分の若き頃の考え方は間違いではなかったなどと思ったりしていました。
世界一貧しい大統領の話を知ったとき、また現実の彼の生き方を本で読みTVなどで見たとき、非常に複雑な気持ちを抱いたのも事実です。
資本主義の中で生きる現実は、お金が必要であり、将来に備える必要があります。
現状に満足していて、成長はあるのかと思ってしまいます。
皆さんに将来の不安はないでしょうか。
定年を迎え、年金をもらいながら、今の若い人たちの将来を考えたとき、まだ仕事をしているから生活できる自分と、もし蓄えも少なく、年金も少なく、稼ぎもできない時代が来たら、今の若い人たちはどうなるのでしょうか。
少しでも豊かな社会を送ることのできた時代を知っている我々こそ、その時代を知らない若者たちに、裕福とは言わずとも、心豊かな、安定した生活を楽しく送ってほしいもの。
中小企業の支援活動を行いながら、70%の企業が赤字で苦しむ現状、事業再生の要請があるたびに複雑な気持ちになります。
少しでも前向きな気持ちのある社長は、改善も早いのですが、方向性を見失い、どうしてよいかややあきらめ感のある社長の事業回復はやはり遅く進みません。
そこには従業員の方やその家族の生活があります。
守るべき生活の糧を、失おうとしているのに、なんとのんきな人の多いこと。
金融機関が引導を渡せない時代のためか、余計に企業の最後を、社長の最後を厳しいものにしているケースが多々見られます。
自己破産にもお金が必要な時代。
生活保護費用が中小企業の新人やアルバイト費用より多い場合もある現在、若い人たちはどのような生き方を望んでいるのでしょうか。
若くて目的意識を持った人には好感が持てますが、だからと言って、若いときにどれほどの人が人生の目標を持つことができるのでしょうか。
会社を卒業して初めて、すべてに感謝の気持ちが持てるようになり、反省する毎日。
結構わがままを許してくれた企業、何でもやらしてくれた企業、それなのに、いつまでも満足できず、斜に構えて会社を見ていた自分。
今、若き後輩に助けられ、結果仕事が続けられているのに、どのような恩返しができるのか・・・・
吾唯足るを知らず。
結局は自分の足らなさを知り、何もできない自分を情けなく思う現実。
中小企業の支援、農業の活性化をテーマにしているといいながら、結局「吾唯足知」ではなく、足るを知らずではないか。
一生かかっても悟ることはできそうにありません。
うーーん、困ったもんだ。