1031ビジネス・コンサルティング

経営コンサルタントの目で、日々の出来事から、参考になるキーワードを取り上げて、解説したり、情報発信をします。

6次産業化の推進

2011-02-26 23:10:19 | 独り言
農林水産省から6次産業化推進について説明会が行なわれました。

雇用と所得を確保し、若者や子供の集落に定住できる社会を構築するため、農林漁業生産と加工・販売の一体化や、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど、農山漁村の6次産業化を推進していくというものです。

国内食品マーケットの縮小、農業産出額の低下、農業所得の低下、農山漁村地域における企業の衰退や公共事業の減少に対し、地域資源を有効活用し、農山漁村地域の再生・活性化を図ろうというものです。

農林漁業者の課題は作っても売れない、作りすぎたらだめ、という日本の特殊事情にあったような気がします。

それでも、6次産業化を図るということは、生産から加工・販売までを総合的に行なうということ。

プロダクトアウトの知識を教えられてきた人たちにとって、マーケットインとは何か、消費者の価値観を学び、それにあわせたものづくりを行なうことの大切さを知ることは非常に大切なことだと思います。

農林魚業者が地域資源を活用するという制限はありますが、多くの方が挑戦していただきたいテーマです。

百貨店・スーパーマーケットに限らず今流通業は地元密着が大切なキーワード、中央一括仕入れよりも地元の消費者にいかにフィットした商品を提供するか、それによる競争優位を狙っています。

遠くから運ばれてくる商品よりも、鮮度の高いおいしい食品を求めています。

今、皆さんの新鮮な感覚を試してみませんか。

6次産業化、新しいキーワードとして是非挑戦してみては!!
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クライストチャーチ LOVE or AMBITION

2011-02-25 23:10:13 | 独り言
多くの志を持った日本人の方が、まだ見つからない現状。

もう4日経つ。

看護士の方たちが多いのが、何故か余計にむなしい。

「LOVE or AMBITION!」

行方不明のお一人の方が残された言葉。

看護士の資格を英語圏で活かすために、志を持って渡ったニュージーランド。

あまりにもむごい歓迎方法ではないか。

しかし、多くのまだ見つからない方達が、我々に伝えてくれるものは大きい。

これからの日本を政治に頼らず、しっかりと自分の力で歩んでいきたい。

政争している場合ではないのに、彼らの感覚は国民不在。

国民の皆さんのためとはいいながら、どこまでその言葉が我々に響いているのか分かっていない。

あの美しかったクライストチャーチ、語学学習でなくても行って住みたかった街。

早くその美しさを取り戻し、また志し高き日本人を、今度は安全に受け入れて欲しい。

その地から、良くなった日本を眺める日が来ることを心から祈りたい。

お一人でも無事に生還することを、希望を失わずに見守っています。
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クライストチャーチ あの美しき街が・・・

2011-02-24 17:47:23 | 独り言
あまりにもむごい姿の街がTVに映し出されて、神戸の震災を思い出すと同時に、2年前に訪れたあのすばらしく美しい街が、かくも無残な姿になろうとは、ただ驚くばかり。
また訪れたい街として深く印象に残っていただけに、あまりの変わりよう。
だれも想像だにつかなかったのではと思うばかり。
それぞれの思いを持って訪れた街クライストチャーチ、留学生も旅行者も一様にそのすばらしさに感動したはず。
それなのに、自然の何と惨いこと。
夢を砕き、ヒトの命まで・・・・・
一人でも多くの人が助かり、またあの美しい街が復興することを祈るばかり。
お亡くなりになったご家族、怪我をされた方々の思いやいかに・・・・・
こうした不幸が日本の何処かでまた起こらないことを、切にお祈り申し上げます。

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ストーリーとしてのものづくり

2011-02-10 12:25:53 | 独り言
「ストーリーとしての競争戦略」という本が昨年から注目され、小生も多くの中小企業経営者にお薦めしている。(東洋経済新報社 筆者:楠木建)

いろいろな感想を受けるのだが、経営者として気づいて欲しいのは、自社の経営戦略構築に際し、どのように本の内容を理解し、どのように活用するかということ。

戦略構築に限らず、自社の製品作りにおいてもストーリー性はあるのか、気づいて欲しいもの。

いろいろな企業のものづくりの支援を行なっているが、ほとんど楠木 建先生の言うような、「違いを作ってつなげる」ストーリーとしての戦略やものづくりにはなっていない。

違いとは何か、つなげるとは何か、ストーリーとは何か、読みやすい本なので、しっかりと自分なりに読み込んで、仕事に生かして欲しいもの。

単に新規性や市場性や競争優位性などを求めているのではない。

こだわりのあるものづくりだけでもない、「ストーリー」に沿ったものづくりになっているか。

自社の製品が消費者のどのような琴線に触れて「選ばれて」購入されるのか、そのために何を訴求し「ストーリー」として成立させているのか。

自社なりに定義しなおして、ものづくりにも「ストーリー」が必要なことを理解して欲しいと思う。

流通業に携わる頃から、販売の際には商品の「ストーリー」を伝え、顧客の感じる購買価値に一層のふくらみを添えてきた。

今ものづくりの世界にはこうした「ストーリー」が少なく、ただ商品を作って流通に流し、効率思考、価格志向になりがちな傾向にある。

中国や世界と競争して、ものづくり国として残るためには、企業戦略にも「ものづくり」にも「ストーリー」が必要なこと、自社にとってその「ストーリー」とはどういうことか、新年度を迎える前に見直しして欲しいもの。

どれだけの企業が、実践できるであろうか。

お手並み拝見!!

他人事にはしたくないのだが・・・・・・

ものづくりの「ストーリー」が、単に生産者のこだわりや、素材のこだわり、販売のこだわりではないことを理解して、
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