1031ビジネス・コンサルティング

経営コンサルタントの目で、日々の出来事から、参考になるキーワードを取り上げて、解説したり、情報発信をします。

マダム・グレの世界展

2009-06-30 09:51:50 | Weblog
先日久しぶりに神戸に行きました。

目的は神戸ファッション美術館で開催されている「マダム・グレの世界展」です。

昔ご一緒にお仕事をしたファッション・ディレクター大菅てる子さんの寄贈によるグレの作品の数々。

懐かしさと同時に、グレ独特のプリーツ使いやドレープの作品を久しぶりに拝見しました。

大菅先生とはご一緒に、ソニア・リキエルの導入で西武百貨店と競争した思い出があります。

当時ランバンとの契約が終了する時期で、新しいブランドの発掘が必要となり、先生はランバンの次を探されている時期でした。

日本に未だシャネル・ジャパンが出来ていないときで、小生はシャネルと提携できないかなどと、動いていた頃です。

直輸入していたフェラガモも、まだ衣料品は作っていない時代のことです。

パリのオートクチュールであるグレを大菅先生は日本人向きにアレンジ、よく販売に持ってこられたと昔から尊敬していました。

今拝見してグレの作品は、ひょっとして三宅一生さんのプリーツ・プリーズに影響を及ぼしていないかなどと勘ぐるほどです。

ドレスのそのドレープ感は女性の美しさをそのまま表現しています。

グレタ・ガルボやマレーネ・デートリッヒが愛用したと言っても、今の方たちには分からないでしょうか。

高級ブランドが苦戦しているようですが、独創的な作品で再度その栄光を取り戻して欲しいもの。

ローエンド商品のユニクロやH&Mもいいのですが、パリのオートクチュールも知られざるセレブの世界を見るようで楽しいもの。

独特のモノ作りの世界を覗いて、新たな気づきをもらってみませんか。

普段知らない世界を覗くのも、いろいろなことを考えさせてくれるものです。

いろいろなことに対する好奇心を忘れないように・・・・・・
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